あの人の、こだわりの極上品。 Vol.2

気持ちが盛り上がっている時も、沈んでいる時もいつでも寄り添ってくれる。音楽は日々の生活に欠かせない糧である。手のひらの中に音楽を持ち歩ける現代、好きな曲を何で、どこかで聴くかも重要になってくる。撮影をしながら毎日のように音楽を流しているというフォトグラファーの山口恵史さんに、ポータブルスピーカーのお薦めを聞いた。

あの人の、こだわりの極上品。 Vol.2
物撮影の第一人者のひとり、フォトグラファー山口恵史さん。東京・青山のスタジオにはいつも音楽が流れている。

撮影スタジオがライブ会場になる

東京・青山にあるスタジオで、衣食住すべての分野のものを撮影している山口恵史さん。1日に100点近く撮ることもあり、20年のキャリアの中で数え切れないほどの逸品と出合ってきた。ものを知り尽くした彼が、今一番気に入っているのが、〈ボーズ〉のポータブルBluetoothスピーカーだ。

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重厚でパワフルなサウンドを実現した、〈BOSE〉SoundLink Remove+


購入したのは2019年秋。きっかけは同業者のスタジオでの体験だった。
「あまりの音の良さにびっくりしました。感動して、自分でもすぐに購入。それまで持っていたスピーカーもそこそこいい音を出していましたが、これはまったく違いました。音に深みがあり、聴こえていなかった音までちゃんと再現されるんです。3万円台という価格帯でこの音質は、かなりコストパフォーマンスがいいと思います」

物撮影を専門にする山口さんは、毎日、朝から夜までスタジオにこもりきり。90㎡の広さがあり、植物で溢れる広いベランダがあるとはいえ、気晴らしだって必要だ。そんな時にこのスピーカーで音楽を聴くのが、なによりのリラックスになるという。
「実は撮影中は別のスピーカーから音楽を流しています。なぜなら仕事中は、音はあくまでBGMだからです。これだと音が良すぎてつい聴き入ってしまい、撮影に集中できなくなってしまうんです」
だから休憩する際や、撮影が終わって一息ついたタイミングでスピーカーを切り替える。

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ビジュアルブックが並ぶ本棚の隙間にも置ける手軽なサイズ感も気に入っている。W105×D105×H184mm、0.91kg


サウンドに浸るためというだけあり、実は同じものを2つ購入した。
「ひとつでもいいのですが、2つにするとより部屋中に音がまわり、すぐそばで響くので、ライブで聴いている気分になります。自宅は住宅街なのであまり大きい音が出せないのですが、ここは商業地域なのと防音性が高いので大きな音を出しても大丈夫。スタジオにあるほうが、このスピーカーのパフォーマンスをより生かせていると思います」

特に最近は、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ/アメリカの非営利・公共ラジオ局)が配信している、NPR MUSICを聴くのにハマっている。
「すごくいいマイクを使って録音しているらしく、もともとのクオリティが高い。だからこそ、出力機器の性能が問われます。これはその点バッチリ。本当に聴き惚れてしまいます」
また、プロジェクターで映画を観る機会も多く、その際も映画館にいるようなサラウンド感を味わえるという。

あの人の、こだわりの極上品。 Vol.2
あの人の、こだわりの極上品。 Vol.2
360°で出力。壁際に置くと反射音で拡がりにあるサウンドに。

携帯性とデザイン性にも注目。

また、山口さんの趣味であるサーフィンやキャンプに持って行けるのも大きなポイント。布製のハンドルが付いているので、持ち運びも簡単だ。
「ワイヤレスなのでどこにでも持って行けて便利です。防滴仕様なので多少の水もへっちゃら。海岸やキャンプ場などで好きな音楽を聴けるのってけっこう贅沢ですよね。盆栽など植物を育てるのも好きなので、ベランダに置いて植物を眺めながら使うことも。吊るせるので、場所を選ばずに楽しむことができます」

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ランタンのように吊るしておくこともできる。満充電で最大約16時間再生可能。

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防滴仕様で少しの雨ならOK。衝撃にも強くバッグの中で多少乱暴に扱っても心配なく、アウトドアにも打ってつけ。


「さらに、シンプルなデザインも僕にとっては重要なポイントです」
趣味人である山口さんのスタジオには、作家ものの器やデザイナーものの椅子などさまざまなこだわりアイテムがあるが、共通しているのは上品でシンプルなデザインであること。
「奇抜なものや色の激しいものなど、主張の強いデザインだと撮影の邪魔になってしまうんです。その仕事上の都合に加え、もともと機能的なものが好きなので、自然とシンプルなデザインのものが多くなってきます。これはその僕の好みにもマッチしています」
スピーカーグリルに継ぎ目のない、一体成型されたフォルムは、そばにあっても違和感がなく、仕事を妨げない洗練がある。

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撮った写真をパソコンで補正。近くに置く時は小さな音量で。それでもクリアに音が響く。


「1日頑張って撮影したあと、頭はまだ興奮 しているのでリラックスすることは絶対に必要なんです。その時にこれでNPRを聴いたり、映像の音につなげることで区切りがつきます。いい音はいい振動でもあるので、体にもいい気がします(笑)」
部屋の中に置く、アウトドアに持って行くほか、人が集まった食卓に置いても気にならないシンプルさがあり、360°サウンドは、大人数いてもみんなが同じクオリティで音を堪能できる。使い方次第でさまざまに楽しみが広がるスピーカーには、音楽を愛するすべての人へのハッピーが詰まっている。

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90㎡の広いスタジオの中でも十分に音がまわる。


山口 恵史
Satoshi Yamaguchi
(プロフィール)
1971年生まれ。中川十内氏に師事後、2000年に独立。雑誌やカタログ、広告などで活躍。2017年に自身のスタジオを東京・青山にオープン。スタジオ内には、DIYで作成した棚や小物まで、こだわりのアイテムが置かれている。

撮影/山口恵史 構成・文/三宅和歌子

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