NOUBUKO ISHIKAWA

華やぎと繊細さをあわせ持つ、日本発のジュエリーブランド「NOBUKO ISHIKAWA(ノブコイシカワ)」。創業デザイナーの石川暢子氏の類いまれなデザインセンスをもとに、日本の風土に馴染むジュエリーを50年にわたり求め続けてきました。

日本の美意識を底流に生まれる独創的な世界観は、自社工房のクラフトマンたちが支えています。今回は、ジュエリーが誕生する空間である工房を訪れ、実際に彫金を体験するツアーをJ PRIMEの特別イベントとして開催。その様子をハイライトでお届けしたいと思います。

特別に公開された工房を見学。石川佳柄社長が自らブランドヒストリーを解説

NOUBUKO ISHIKAWA
NOBUKO ISHIKAWAの市川サロン。ギャラリーと工房が併設されている。工房の一般公開は当イベントが初めてとなる

ツアーが開催されたのは、NOBUKO ISHIKAWAの市川サロン。ここは、工房とギャラリーが併設されており、ブランドのすべてを物語ることができる場所となっています。まずは、石川暢子氏が使っていた書斎に参加者をご招待。

この書斎は、ジュエリーやデザインの書籍のみならず、七宝焼など日本の伝統文化系の書籍資料も多数蔵書しており、暢子氏の知識欲の深さを体感できます。ここで、暢子氏の妹で、現在社長を務める石川佳柄氏から、ブランドの歴史やデザインについて説明がなされました。

NOUBUKO ISHIKAWA
NOUBUKO ISHIKAWA
はじめに石川暢子氏が使っていた書斎にて、NOBUKO ISHIKAWAブランドの歴史をレクチャー。石川佳柄社長から、姉・暢子氏のジュエリーデザインへの情熱を聞く

続いて、場所を工房に移して見学。じつは、今回一般に工房を公開するのは、ブランド始まって以来のこと。「どれほどの技術を駆使して作品制作を行っているかを知っていただきたい」という佳柄社長の想いから、J PRIME限定の特別ツアーが実現しました。

NOUBUKO ISHIKAWA
一般公開は初となるNOBUKO ISHIKAWAの工房全景。若手からベテランまでが机を並べ、ジュエリーをひとつひとつ手作業していた。机上には多種多様な工具が見える

最初に、クラフトマンがタガネを使って実際に作業をしながら彫金工程のポイントを説明。次に、研磨の部屋へ移動し、彫金が施されたパーツにさらなる輝きを与えるための磨きの工程や、磨いた後の洗浄する工程を教わりました。そして最後にNOBUKO ISHIKAWAの大きな特色でもある色がね(赤銅・四分一)の煮色着色の見学へ。赤銅を硫酸銅と緑青の溶液で煮上げていきます。NOBUKO ISHIKAWAならではの深みのある黒色が仕上がる工程を知ることができました。

若手からベテランまで、ひたむきに取り組むクラフトマン。その姿を目の当たりにして、参加者の皆さんも自然と真剣な表情に変わっていきます。

NOUBUKO ISHIKAWA
クラフトマンによるジュエリー制作の説明に熱心に聞き入る参加者たち。多様な工程と技術により、輝き始めるジュエリーに驚く