マリファナ
(画像=Yarygin/Shutterstock.com)

モトリーフール米国本社、2020年2月6日投稿記事より

この10カ月は増税、根強く残る闇取引、数々の問題ある経営判断、といった逆風下でバリュエーションを落とした合法マリファナ(大麻)業界ですが、そろそろ追い風が吹くかもしれません。

仮にバーニー・サンダーズが大統領になれば、連邦政府による解禁がすぐにも実現するはずです。

また、カナダでは「カンナビス2.0」がスタートし、年央までに同国主要マリファナ生産会社の収益を押し上げる見込みです。

マリファナメーカーで2月に最もホットな2社を挙げるなら、いずれもカナダのアフリア(NYSE:APHA)とヘクソ(NYSE:HEXO)です。

各銘柄の魅力を以下で説明します。

アフリア:許しの時

強気の材料は二つです。まずバリュエーションがカナダの主要メーカーで2番目に低く、予想株価売上高倍率(PSR)は3倍となっています。

バリュエーションがこれを下回るのは、経営幹部の突然の辞任で揺れるサンディアル・グローワーズのみです。

次に、ドイツ子会社CCファーマの成功により、国際的メーカーとしての地位を確立しています。

その結果、経常ベースで黒字を確保できている数少ないカナダのマリファナ生産会社となりました。

そもそも株価を落としたのは、前経営陣が起こした中南米での買収案件に関する不祥事のためでした。

これに伴い今年、のれん償却を迫られますが、経営は回復基調にあり、投資家としてはそろそろ許すべき時かもしれません。

ヘクソ:反転攻勢へ

この1年で株価は3分の1になりました。オンタリオ、ケベックなどの主要州実店舗で販売が伸び悩み、主要栽培工場で減産を余儀なくされました。

経営陣は2020年度のガイダンスを引き下げ、キャッシュ確保のために人員削減に踏み切りました。

株価は、このまま下がり続ければニューヨーク証券取引所の最低取引価格要件を割り込みかねない水準となっています。

しかし希望の光は差し始めています。

費用削減に成功し、安価な闇市場製品に対抗できるドライフラワー「オリジナル・スタッシュ」の発売を開始し、飲料メーカーのモルソン・クアーズとの合弁会社で大麻成分入り飲料を開発しました。

経営陣への不信感は根強く残るものの、当社のようにトップクラスの生産量を誇り、魅力的な製品を低価格で提供する企業は少なく、今が底値、あるいはその近辺となるかもしれません。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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