
モトリーフール米国本社、2020年2月26日投稿記事より
借り換えを検討している住宅所有者と住宅ローンを組もうとしている住宅購入者は、今がチャンスです。
コロナウイルスの懸念が続いているため、住宅ローンの金利は低下し、2013年以来最低水準に近づいています。
MortgageNews Dailyの金利調査によると、30年固定住宅ローンの年間金利は3.33%から3.08%に下落しました。
コロナウイルスは投資家を債券の「安全性」に追い込む可能性がある
住宅ローンの金利低下の最大の要因は、世界中のコロナウイルスの大流行に対する投資家の懸念によるものです。
ウイルスの拡散が加速するにつれて、投資家が株式から債券に投資対象を移行したため、世界の株式市場は急激に下落しました。
その結果、債券価格が上昇し、利回りが低下し、住宅ローン金利に二次的な影響を与えています。
これは、10年物米国債の利回りで特に顕著であり、過去最低水準にまで低下しています。
金利は下がり続ける可能性があります
10年国債は、一般的に住宅ローンの基準金利と考えられています。
先ほど指摘したように、10年国債は史上最低の水準にありますが、住宅ローン金利は2012年と2013年に見られた最低水準をまだ下回っていません。
10年国債の利回りがさらに低くなると、住宅ローン金利はさらに低下する可能性があります。
コロナウイルスによる世界的な影響がより大きくなった場合、その可能性はさらに高まります。
コロナウイルスの拡大を制御しようとする中国の試みにより、10年ぶりに世界の石油需要が第1四半期に減少すると予想されるため、原油価格は1週間以内に10%近く下落しました。
そして、韓国、日本、イタリアへのウイルスの発生は世界経済に影響を及ぼします。しかしこの危機に対しては、連邦準備制度は、オーバーナイト金利を引き下げることで対応できるものと思われます。
文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
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