
モトリーフール米国本社、2020年2月26日投稿記事より
ギリアド・サイエンシズ(NASDAQ:GILD)は26日の夕方、コロナウイルス疾患COVID-19と診断された成人の治療における抗ウイルス薬のレムデシビルを評価するために2つの後期臨床試験を開始すると発表しました。
同社は、3月からこれらの研究に約1,000人の患者を集める計画であると述べました。
患者は主にアジア諸国にいます。
しかし、ギリアドが集める患者にはコロナウイルスの流行によって大きな打撃を受けた世界中の他の国の患者も含まれます。
素早く動く
薬剤師がギリアドの行っているのと同じくらい迅速に実験薬の後期臨床試験に進むことは事実上前例のないことです。
しかし、コロナウイルスの流行の緊急性により、通常よりもはるかに迅速な対応が行われています。
同社は最初に、1月下旬にコロナウイルスの治療にレムデシビルを検討していることを発表しました。
レムデシビルは当初、エボラウイルス感染症の治療薬として開発されましたが、コロナウイルスにも効果がある可能性が示されています。
ギリアドはすでにCOVID-19の治療のために進行中のレムデシビルの初期臨床試験をいくつか実施しています。
同社は中国での2つの研究で抗ウイルス薬の評価を行っており、最近、米国アレルギー感染症研究所(NIAID)が主導する研究を米国で開始しました。
次に何を行うか
おそらく、ギリアドが3月に開始する末期段階の研究の結果発表にはそれほど長くはかからないでしょう。
どちらの研究でも、5日間および10日間の計画でレムデシビルを投与し、14日間患者の健康状態を観察します。
文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
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