日本株
(画像=Atstock Productions/Shutterstock.com)

米国株投資をはじめようか悩んでいる方がいたら、なるべく早くはじめることをおすすめします。

投資は何を買うかも大切ですが、投資をはじめる期間も大切です。

どんな銘柄でも株価の上昇と成長は一朝一夕ではいかないからです。

投資メディアやSNS、コミュニティを見ると若くして外国株や仮想通貨など、その時期によってホットな銘柄にうまく波乗りし資産を築いている人が目立ちます。

しかし目立つだけで少数派です。

日本にいる投資家の多数派は実は70代で、年収300万円未満で日本株に投資しています。むしろ多数派は目立たないのです。

外国株投資を若いうちにはじめるだけで、日本の多くの投資家から一歩先のステージに進めます。

あなたの今いる立ち位置はどこでしょうか。少数派でしょうか、それとも多数派でしょうか。

外国株を買っている若い投資家はまだまだ少ない。スタートは早めに

外国株を買っている若い投資家はどちからといえば少数派です。

あなたがどんな年代でも外国株投資を選択肢に入れないのは大きな機会損失です。

10年以上前から極一部の野心的な投資家は外国の銀行口座や証券口座を開設し、新興国や欧米の株に投資していました。

しかし、そんな投資家は少数派の中の少数派でした。

日本の証券会社から外国株投資をすることもできましたが、手数料も高めで投資するにしてもハードルが高かったのです。

現在、ネット証券の企業努力で日本にいながら安い手数料で米国株投資ができるようになりました。

特に米国株は1株単位から安い手数料ではじめることができます。

ネット証券の米国株手数料相場は0.45%で、10,000円分の投資をしても45円程度の手数料です。

外国株投資は10年でハードルが大きく下がりました。

日本は高齢社会。経済成長は今後難しい

日本はご存知の通り高齢社会です。

今後は人口減少社会が到来します。

人口減少や産業の海外移転によって日本の内需が縮小していくことは自明です。

中国も人口こそ多いものの少子化で超高齢大国になります。

しかし米国は国としての人口動態が他の主要先進国に比べて経済的に有利です。

先進国の中では人口増加率も高く投資家目線でみると米国は魅力的な市場です。

米国のグローバル企業の成長の恩恵を受けるなら早いうちに

米国は内需だけではなく、世界でビジネスを展開しているグローバル企業が上場されています。

GoogleやApple、Amazon、Facebookの頭文字をとったGAFAは全て米国企業です。

コカ・コーラやP &Gなど、生活するうえでも日本市場に根付いているブランドは数えきれないほどあります。

このような世界のトップ企業を最初から投資の選択肢から外すべきではありません。

投資対象の幅を大きく狭めてしまうことになります。

そして、どんな投資対象も育つまでに年月が必要です。

できるだけ若いうちにはじめた方が投資できる期間が長くなります。

日本の投資家の多数派は高齢者と年収300万円未満

意外に見落とされがちですが、日本の投資家の多数派は60代以上の高齢者です。

そして年収も300万円未満の方が一番、多いのです。

日本証券業協会が投資家に意識調査をしているデータがあるため、日本人の投資家の割合や自分の立ち位置を知りたい方は参考になるのではないでしょうか。

The Motley Fool
(参考:日本証券業業界より引用)

日本証券業協会が日本全国の20歳以上の証券保有者に日本の証券保有者の実態を反映するように全国調査をしました。

年齢層は70代以上が30%以上、60代以上まで含めると55%以上です。

つまり日本人投資家の半数は、少子高齢社会と年代による資産の偏在の影響もあり、年配の方であることがわかります。

20代と30代を合わせても12.6%しか証券を保有し投資をしていないのが現状です。

日本政府の出している統計によると、日本の全人口から0〜10代の人口を除外した20代〜30代の割合は約25%です。

言い換えると日本人の4人に1人が20〜30代。

しかし20代〜30代の投資家の割合は約12%程度と考えると、若い世代の投資家はまだまだ少ないのではないでしょうか。

The Motley Fool
(参考:日本証券業業界より引用)

投資関係のメディアや掲示板、SNSなどを見ていると成功した一部の投資家が武勇伝を語っています。

資産家や成功者ばかりが目立つのではないでしょうか。

しかし本当の多数派は年収300万円未満の人達です。約45%が300万円未満の年収で投資をしています。

年金を受給しながら投資をしている方も多いのかもしれません。500万円未満まで含めると日本人投資家の約7割です。

生活費などを考えると、投資をする余剰資金を年に何百万円も用意するのはハードルが高いなと感じる人が多いのではないでしょうか。

米国株は1株単位からはじめられるため分散投資もしやすく、手数料も下がったため、これから投資をはじめる人におすすめです。

日本株だと最低単元が100株単位で、昔のように1000株単位が存在する時代に比べるとハードルは低くなりましたが、ある程度まとまった資金が必要になります。

米国株の方が若く収入が低いときでもはじめやすいのです。

年金生活者の方にとっても小さくはじめられる米国株は買いやすいアセットなのではないでしょうか。

多くの投資家にとって無駄なに出費・浪費を抑え少額から投資できる米国株投資で資産を少しずつ築いていくのは、無理なくはじめられるという点でもおすすめです。

日本人投資家の保有株式の種類の9割は日本株

The Motley Fool
(画像=The Motley Fool)

日本人投資家の保有する株式の種類は9割以上が国内上場の日本株です。

世界の時価総額の約半分は米国の市場に集中しています。

海外投資が一般的になってきたとはいえ、まだまだホームカントリーバイアスが高いことがわかります。

もちろん日本株には株主優待など外国株にはない魅力もあります。

私自身も株主優待のために日本の大手小売業やドラッグストアの株を買って恩恵を受けています。

しかし、あまりにも日本株だけに投資対象が偏るのはもったいないのではないでしょうか。

今や日本に住んでいても日本企業以上に生活にも身近な米国の企業はたくさんあります。

外国株投資に目を向けるだけでも、日本のその他大勢の投資家から一歩次のステージに進めるのではないでしょうか。

NISA口座の申し込みには積極的な日本人投資家

日本証券業協会の調査によるとNISA、またはつみたてNISA口座を開設した割合は65.9%と高めです。

20代〜30代で開設意向ありまで含めると20代〜30代の84%がNISA口座に前向きです。

年収300万円未満が日本の投資家のボリュームゾーンである現状を考えると、少額投資・非課税のNISAと相性がよい人が多いためうなづける結果ではないでしょうか。

NISAで米国株投資や投資信託を通して海外投資をするのは、分散投資の観点からも大多数の日本人投資家におすすめです。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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