NYダウ
(画像=kaskip/Shutterstock.com)

9日のNYダウは一時2000ドル超下落、過去最大の下げ幅を記録し、サーキットブレーカーが発動する事態となりました。

これはコロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、アメリカ株の先行きの不透明感に煽られ、株を売る動きが高まった事が原因であると考えられています。

アメリカの投資化の不安度を示すボラティリティインデックスであるVIX指数は一時59.52を記録しました。

このような上下の大きな動きは仕手株のような荒い値動きになります。

普通の感覚で投資をしていたならば、すぐに含み損を抱えてしまうような相場です。

レバレッジを大きくかけてトレードをしていたならば、追証に追い込まれてしまいます。

非常に高いボラティリティはマーケットに多大な資金を落とします。

もしうまく相場の方向感に合わせてトレードをする事が出来たならば、自分の懐は大分暖かくなる事と思いますが、その一方で、多大な損を抱えるリスクとも取れます。

今のマーケットは上と下を予想する事が難しくなっています。

そして3日連邦準備理事会(FRB)は臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を0.5%に引き下げました。

これは景気不安がこれ以上広がる事を抑制する狙いがあります。

緊急利下げが行われたのは金融危機があった2008年10月以来です。

約11年ぶりの緊急利下げとなりました。

リーマンショック直後に欧州中央銀行(ECB)などと協調利下げを行った時以来です。

この緊急利下げが行われた事例を調べてみました。

2000年代では、2001年にITバブルが弾けた時に2回、同年の911同時多発テロ、2007年のサブプライムローンの顕在化、2008年のサブプライム問題で3回。

同年の10月、リーマンショック以来となっています。

この緊急利下げが何を意味しているのか。利下げについて簡単に説明すると金の循環を良くして、景気を良くしようという流れです。

つまるところ、利下げをする場合は、非常に景気が悪いともとれるのです。

今回の利下げが意味する事はコロナウイルスが景気悪化を招き、世界経済に大打撃を与える事を示唆していると考えられるからです。

さらに追い討ちをかける様に、10年債利回りも1%を下回り過去最低を記録しています。

今まで利回りがここまで下がった事は一度もありません。こちらも、今回の相場で現れた初めての現象です。

全てにおいて規格外なアメリカの市場です。

ヒントがあるならば、それ手がかりとして有利なトレードを行う事が出来ますが、そのヒントがありません。

このような相場は滅多におきることはありません。この記事を書いている私自身も初めての経験です。

景気の見通しもウイルスの見通しも立っていない状況であるため、世界的に見て不安定な動きを見せています。

幸いにも今はインターネットが発達して、先人達が残してくれたものがたくさんあります。

当時の情勢についてのレポート、マーケット情報。様々なものが多く存在しています。

リーマンショックを体験した事が無い人も調べる事で、当時の市場情勢を簡単に知る事が出来きます。

私もリーマンショックの時代は学生だったので直接感じた事はありませんが、リーマンショックの異常性はある程度理解しているつもりです。

しかし実際に体験をしてみると、何が起きているのかよくわかっていません。

頭で理解しているつもりではありますが、理解を超えて動くモノに対しては考えた所で理解する事が出来ないのです。

結論が遅くなってしまいました。

今の世界情勢を見て、先がわかる人はいません。相場は生き物だと例えるとわかりやすいと思います。

成長して上昇する、退化して下落する。今はこのどちらかを当てるゲームだと考えています。

マーケットは不透明感を極めています。

ポジティブなニュースが出る事で大幅な上昇をしますし、今後さらにコロナウイルスによって、下落を続けるとも考えられます。

コロナウイルスだけではありません。利回りであったり、アメリカの大統領選挙かもしれません。

梯子の外し方は無数にあると考えられます。小さなきっかけで大きな下落をする可能性が存在しています。

投資機関ではない私たちのような個人投資家は大きなお金の流れには逆らう事が出来ません。今は機関投資家達が大金を動かしているのです。

このお金の流れは、アメリカだけではありません。日本の市場にも関わってきます。

投資をする事は自己責任になるため、このような状態で資金を投入については自分でしか止めることが出来ません。

不安定な相場は引き続き続くと思うので、投資時を見つけるまでは、見守っていたほうだいいのかも知れません。

私達はマネーゲームではなく投資をしていると考えて行動に移しましょう。

引き続き、世界経済の動向を見守っていきましょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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