富裕層,活用,資本
(画像=Denis Aminev/Shutterstock.com)

4つの資本

お金を稼ぐためには何らかの資本が必要だが、その資本は大きく分けると4つに区分される。具体的には、「人的資本」「金融資本」「固定資本」「時間資本」の4つだ。それぞれの詳細は後述するが、このなかで誰にでも平等に存在し、なおかつ扱い方次第で大きく生産性が変わるのが時間資本である。

時間資本を見方に付け、レバレッジを最大限活用することで成功への道は開ける。

人的資本

人的資本はヒューマン・キャピタルとも呼ばれ、その人が持つ知識やスキル、人脈、保有資格、学歴などを指す。多くのサラリーマンの場合、人的資本の深さや練度、労働市場の需給によってお給料(労働収入)が決定している。AIスキルの高い人材が高待遇でIT企業に迎え入れられるのは典型例だろう。お給料を増やすためには、人的資本を高めることが重要だ。

金融資本

よく「お金にも働いてもらう」と耳にするが、配当、値上がり益、賃料など「お金を生み出す資産」を保有することで、自分が働いていないときも収入を得ることができる。サラリーマンが金融資本で収入を得る場合は、株式や不動産がメインとなるだろう。どちらも、一度「仕組み化」してしまえば、あまりメンテナンスに手間暇がかからないので、本業に大きな支障が出ないためだ。

固定資本

固定資本とは、ある一定の性質・形状を有し、長期間にわたって使用され、その価値が次第に生産物に変わっていく資本を指す。サラリーマン個人にブレイクダウンすると、もう少し幅広い解釈をしてもいいだろう。例えば、週末しか乗らない車、クローゼットの奥で眠っているブランドバッグ、使っていない駐車場はないだろうか。現在は、これらを他人に貸し出してお金を稼ぐことができるシェアリングサービスも多い。一度、収益化できそうな固定資本が眠っていないか確認してみよう。

時間資本

4つ目は時間資本、つまり時間だ。ある意味最も重要な資本であり、他の3つの資本とも大いに関係してくる。なぜならば、生まれながらにして経済的に格差がある昨今において、時間のみが万人に平等なものであるからだ。上記の人的資本、金融資本、固定資本に時間の概念を掛け合わせることで、お金を稼ぐスピードは大きく変化する。

「時間」というレバレッジ

個人が生み出すお金の総量は以下のように分解可能だ。

生み出すお金の総量(A)=人的資本収益+金融資本収益+固定資本収益

これらに時間の概念を取り入れると以下のようになる。

(A)=(時間あたりの人的資本利益×時間)+(時間あたりの金融資本利益×時間)+(時間あたりの固定資本利益×時間)

金融資本収益を高めるために、時間を味方につけることが重要というのは、既に多くの識者が指摘している。利益を再投資することで雪だるま式に資産を殖やしていく複利効果、定期的に一定金額を購入して時間分散を図るドルコスト平均法。どちらも異論を唱える人は少ないだろう。モノを働かせる固定資本収益に関しても基本的には同様だ。

人的資本収益に関しても、ノウハウやナレッジの積み上がりで労働生産性が高まったり、人脈が広がることで新規顧客が開拓できたり、時間を経るごとに増加する傾向にあると言えるだろう。濃淡はあるにせよ、まだまだ多くの日本企業においては、勤続年数と給与は相関関係にある。つまり時間は、生み出すお金の総量(キャシュフロー)にレバレッジをかける変数と言える。

富裕層になるためには

結論として、サラリーマンが富裕層に成り上がる為にはどうすればいいのだろうか。まず、絶対条件なのが、日々の仕事を頑張って労働収入を得ることだ。その労働収入を「お金を生み出すもの(こと)」に投下し、時間をかけて醸成していくことで、富裕層への道が見えてくる。

サラリーマンが経済的自由を得るための足がかりとしてよく紹介されるのが不動産投資だ。銀行から融資を受けるためには「過去~年、労働収入をいくら得ているのか」がポイントとなるケースが多い。もちろん、本業で得たスキルや人脈は、目に見えない無形資産として人的資本に積み上がっていく。

気をつけたいのは一発逆転の手段に頼らないことだ。まずは本業を頑張ることが様々な面に良い影響を与える。螺旋階段を一段ずつ登るようにコツコツと色々な資本を動かしていけば、10年後20年後に、1桁や2桁違う資産額が見えてくるだろう。

文・ZUU online 編集部

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