米国株動向
(画像=Tooykrub/Shutterstock.com)

モトリーフール米国本社、2020年3月2日投稿記事より

2月の最終週、ウォール街は年初来のリターンをすべて吐き出しました。

こうしたボラティリティの高さを踏まえ、3月はあらゆる株式を注視する必要があると主張する向きもあるかもしれません。

しかし、投資家が今後数週間以内に注目すべき株式がいくつか存在します。

決算発表シーズンのピークは過ぎ去ったかもしれませんが、コストコ(NASDAQ:COST)、アドビ(NASDAQ:ADBE)、ファイブ・ビロー(NASDAQ:FIVE)は今後数日以内に四半期決算を発表します。ディズニー(NYSE:DIS)も3月は注視すべきイベントが多そうです。

好調な決算が予想されるコストコとアドビ、低調が予想されるファイブ・ビロウ

会員制倉庫型小売業者のコストコは3月5日の引け後に決算を発表します。

株価は2019年に44%上昇し、9月1日に終了した2019年度の既存店売上高は前年度比5%増、増収率は8%となりました。

昨年12月に発表した2020年度第1四半期の増収率は減速したものの、月次の売上高は第2四半期の最初の2ヵ月で売上高が持ち直し始めたことを示しています。

つまり、今週発表される第2四半期決算は堅実な内容となると予想する十分な理由があります。

デジタルコンテンツ制作ソフトウェア大手のアドビは3月12日に2020年度第1四半期決算を発表する予定です。

同社は5年連続で2桁台の増収を達成しており、アナリストは第1四半期も好調を維持して、売上高と1株当たり利益(EPS)がそれぞれ20%増、30%増となると予想しています。

こうした市場予想は、2019年に46%も上昇した銘柄としては高いと思われるかもしれませんが、同社には利益が過去4四半期連続でコンセンサス予想を上回った実績があります。

一方、ディスカウントストアのファイブ・ビロウの株価は先週、52週間ぶりの安値を付けました。

同社は今年1月、ホリデーシーズン中の既存店売上高は前年比2.6%減となったことを受け、当初は2~3%と予想していた2019年第4四半期の既存店増収率が達成できないとの見通しを発表しました。

3月は話題が目白押しのディズニー

ディズニーにとって今年の3月は特に忙しい月となるでしょう。まず、「2分の1の魔法」と、長編アニメーション映画「ムーラン」の実写リメイク作品という2つの大作映画が封切られます。

テーマパークに関しては、ディズニーは3月4日にミッキーマウスをテーマにした初のライド系アトラクションをフロリダ州のディズニーハリウッドスタジオでオープンします。アジアにおける三つのディズニー・ブランド・リゾートがいずれも一時的に閉鎖される中、世界有数のテーマパーク運営事業者であるディズニーにとってこれは朗報です。

3月は、最高経営責任者(CEO)がボブ・イガー氏からボブ・チャペック氏に交代してまる1か月となります。

チャペックが現在の困難な時代にこの巨大なファミリー・エンターテイメント企業をどのように舵取りするのか、この輝かしい優良銘柄の評判を維持するためにどのような戦略を選ぶのか、投資家から関心が注がれるでしょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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