2019年,上場,ベンチャー
(画像=iQoncept/Shutterstock.com)

近年のスタートアップ市場は、ウェブ上のフリーマーケットサービスを提供する株式会社メルカリ <4385> や、印刷物などによる集客支援を行うラクスル株式会社 <4384> が上場を果たすなど、活況を呈しています。そこで今回は、2019年に上場しそうなベンチャー企業を紹介。IPO(新規公開株)の際は、高値が予測されている企業もあるので、今からチェックしておきましょう。

株式会社Preferred Networks

株式会社Preferred Networks(プリファードネットワークス)は、IoT(モノ同士がインターネットを通じてセンサー機能や通信機能を持つ仕組み)の提供を行う企業です。トヨタ自動車、博報堂DYホールディングス、みずほ銀行、三井物産などの大企業が出資しています。

2018年10月に、日本経済新聞社が有力なスタートアップ企業の価値を推計し、「NEXTユニコーン調査」として発表しており、同調査で10億ドル(約1,100億円)以上の企業価値がある日本国内の未上場企業の価値をランキング形式で掲載しています。この調査で、同社は1位となり、推計企業価値は2,402億円とされています。新規上場する際には、初値が高騰する可能性があり要注目です。

freee株式会社

freee株式会社は、クラウド型会計ソフト「freee(フリー)」を運営するフィンテック企業です。2018年8月、合計約65億円の追加融資によって、累計資金調達額は約161億円となりました。この追加融資は、第三者割当による資金調達で、引受先はLINE株式会社、三菱UFJ銀行など計6社に上りました。今後も三菱UFJ銀行やLINE株式会社との業務提携をさらに強化していく方針のようです。

また、前記の「NEXTユニコーン調査」によると、推計企業価値は、成長率が前年度比65.5%の652億円で第3位となっています。

スマートニュース株式会社

スマートニュース株式会社は、人気ニュースアプリ「SmartNews(スマートニュース)」を運営する企業です。2018年7月には、「SmartNews」の月間アクティブユーザー数(MAU)が日米合算で1,000万人を突破したと発表しています。初めてMAUを公開した2014年12月時点では400万人ほどでしたので、順調に成長を続けていることが分かります。

「NEXTユニコーン調査」によると、推定企業価値は561億円で5位となっています。

Sansan株式会社

Sansan株式会社は、クラウド型名刺管理「Sansan(サンサン)」システムの開発、販売を行う企業です。第9期から3期連続赤字となっていますが、着目したいのが3期とも当期純利益と利益剰余金が同額となっている点です。

利益剰余金が株主への配当金の原資となるため、上場を見据えた場合、減資してでも利益剰余金の赤字解消に力を入れる場合があります。2018年第11期の売上高は、前年同期比の約51%増の73億1,800万円と急成長している点にも注目です。

株式会社ビズリーチ

株式会社ビズリーチは、即戦力となる人材と企業をマッチングするハイクラス転職サイトの「ビズリーチ」や「キャリトレ」、人事系クラウドサービス「HRMOS(ハーモス)」などのサービスを提供しています。2018年7月期の決算公告によると、売上高は156億6,000万円、営業利益は6億9,000万円、最終利益は6億2,400万円となっています。ヘッドハンターを数千人規模で抱えるなど固定費もかかりますが、ユーザーが増えれば収益が出るビジネスモデルのため、今後の収益上昇も期待できる企業といえます。

dely株式会社

dely株式会社は、レシピ動画サービス「クラシル」を運営する企業です。2016年2月にサービスを開始し、その後2年間で1,200万ダウンロードを獲得するなど、急成長している企業です。「NEXTユニコーン調査」によると、2018年の推計企業価値は313億円、成長率は前年比213%となっています。このことからも企業の躍進が見てとれます。

2017年3月に30億円、2018年1月には33億5,000万円の資金調達を行い、さらにメディア事業の強化のため、同年7月にヤフー株式会社の連結子会社となりました。今後は、Yahoo!のトップページにレシピ動画を差し込むなど、互いの特性を活かした連携をしつつ上場を目指していくようです。

C Channel株式会社

C Channel株式会社は、メイク・ファッション・恋愛などの女性向け動画メディア「C Channel(シーチャンネル)」の運営や、ファッション・美容系のECサイト運営などを行う企業です。2018年3月期の売上高は、前年比148%増の12億5,400万円。前年比19.6%の成長率となっており、今後の動向も含め注目されている企業です。

興味のある投資先が見つかったら、今の内から準備をしておこう

今回紹介したスタートアップ企業はすべて、これからさらに発展すると期待される企業ばかりです。気になる企業があれば、IPO投資を視野に入れてみてはいかがでしょうか。IPO投資を行う際には、証券会社の口座開設や、新規公開株購入の抽選に当選する必要がある場合があります。また証券会社によって取り扱い銘柄が違うので、事前のリサーチをしておきましょう。

文・J PRIME編集部

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