
モトリーフール米国本社、2020年1月28日投稿記事より
ゴールドマン・サックス(NYSE:GS)は、世界で最も古く影響力のある投資銀行の1つです。
このような名高い歴史を持つ会社が、1999年まで上場しなかったことに驚かれる方もいるかもしれません。
上場の理由
1999年5月4日、テクノロジーブームの真っ只中に、ゴールドマン・サックスはついに上場しました。
最初の公募については同社内で長年の議論があり、反対派が長い間勝っていました。
しかし、1998年に、パートナー達は上場することを決定しました。
これは当時、歴史上最大のIPOの1つでした。
会社は、目論見書で、上場する3つの主な理由を挙げました。
「成長する永久資本を確保すること。現在および将来において従業員の間で所有権を広く共有すること。将来的に戦略的買収行う選択肢を得ること。」
同社は、IPOにより36億5700万ドルを調達し、6900万株を発行しました。
ゴールドマンサックスグループの株式は当初1株当たり53ドルで提供され、その日は33%上昇して1株当たり70ドルで取引を終えました。
IPOに参加していた場合はどうなっていますか?
タイムマシンに戻って、そのIPOに5,000ドルを投資したとしましょう。
その5,000ドルで約94株を購入できます。
1月27日の時点で、これらの94株は1株当たり238.14ドルの価値がありました。
したがって、四半期の配当を単純に再投資した投資家は、約20,367ドルになります。
株価は、2018年3月に1株当たり264ドルの最高値を付けました。
IPO以来のトータルリターンは約323%で、年間リターンは約7%です。
興味深いことに、ゴールドマン・サックスは、株式分割を行ったことのない数少ない大企業の1つです(これは、株価を下げ、新しい株主を生み出し、流動性を高めるために行われます)。
株式分割といった手法を用いることなく、ゴールドマン・サックスは、大不況を含む最悪の時期でも、S&P 500を上回る安定したパフォーマンスを示しました。
文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
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