ワイン,アップルシードル
(画像=HandmadePictures/Shutterstock.com)

りんごから造る発泡酒「シードル」。甘く飲みやすく、東京都内でひそかに流行が広まっています。ただシードルについてはあまり知らない人もいるはず。その製法、料理とのマリアージュ、そしてシードルを楽しめる都内のおすすめのレストランなど、紹介していきましょう。

スパークリングワインに並ぶ歴史を持つリンゴ酒「シードル」

シードルは「リンゴ酒」とも呼び、一般的にはりんごを原材料とするスパークリングワインのことを指します。元々はラテン語の「Cicera(シセラ)」と語源とし、フランス語での呼称である「Cidre(シードル)」が日本でも広く使われています。

スパークリングワインとしてはぶどうが原材料のものが有名ですが、実はシードルもそれに負けないくらい歴史があります。シードルの醸造が盛んに行われるようになったのは11世紀。フランスのノルマンディ地方で主に楽しまれるようになり、その後、ヨーロッパの各地や北米などでも親しまれるようになりました。

シードルは圧搾機で絞られたりんご果汁を使って造られます。その果汁が樽に移され、樽の中で発酵することで、りんごの果汁に含まれる糖分がアルコールと炭酸ガスに変わり、シードルとなります。

現在のシードルの最大の生産地はイギリスで、生産量ではフランスやドイツ、スペインと続いていきます。最近では北海道や長野県でもシードル造りが盛んになりつつあります。

たこ焼きやお好み焼き、焼き魚とも相性のいいシードルのマリアージュ

シードルの本場としてはフランスのブルターニュ地方が知られていますが、そのブルターニュ地方ではそば粉からつくられたクレープ「ガレット」との組み合わせが一般的です。ただ日本の料理との相性も良く、同じ「粉もの」であるたこ焼きやお好み焼きとのマリアージュも楽しめます。

魚やお肉とも良く合うので、グリルチキンや焼魚と一緒に飲むのも良いでしょう。またワインと同じくチーズとの相性も抜群です。アルコール度数は2〜8%程度と低めなので、あまりお酒に強くない人でも楽しみやすいお酒であると言えます。

シードルを楽しめる都内のおすすめ店

人気が高まりつつあるシードルですが、都内ではさまざまなシードルの銘柄を取り揃えたバーやレストランがいくつかあります。その中から特におすすめの店舗を2つ紹介します。

ル・ブルターニュ・バー・ア・シードル・レストラン

日本初のシードル専門店として知られるこのバー・レストランでは、シードルによく合うブルターニュ料理を楽しむことができます。ガレットにはブルターニュ産のそば粉を使い、本場のマリアージュを楽しめます。シードルの本来の楽しみ方から味わえるお店です。

常時取り揃えているシードルは約20種類で、ミシュラン1つ星のシェフが監修した魚介の煮込み料理「コトリアード」と一緒に楽しむのもヨシです。

住所:東京都新宿区神楽坂3-3-6
電話番号:03-5229-3555

エクリプス・ファースト

定番から名酒まで、さまざまなシードルを扱っているのが東京・神田のバー「エクリプス・ファースト」。世界中の生産者に自ら会いに行った上で仕入れるこだわりようで、扱うシードルは30種類以上のラインナップがあります。

オーナーの藤井達郎氏はりんごの産地として知られる群馬県の生まれで、同店のオリジナルシードルもオススメです。

住所:東京都千代田区鍛冶町2-7-10 廣瀬ビル1階
電話番号:03-3525-8653

魅惑のシードルの世界に浸ってみたい

こうした専門レストランやバーなどを訪れれば、シードルを思う存分楽しめます。カウンターでシードルに関する歴史について聞きながら、魅惑のシードルの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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