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(画像=Africa Studio/Shutterstock.com)

ワインにはなぜ「赤ワイン」と「白ワイン」があるのでしょうか。さらにはその中間とも言える「ロゼ」や「オレンジ」もあります。それぞれの違いなどについて解説していきましょう。

ブドウの品種と製法で変わる「赤ワイン」と「白ワイン」

ブドウの品種の違い

「赤ワイン」と「白ワイン」では、一般的に使用されるブドウの種類が異なります。赤ワインでは「黒ブドウ」と呼ばれる品種が使用され、一方の白ワインでは「白ブドウ」の品種が主に使われます。

黒ブドウの代表的な品種といえば、カベルネ種やメルロー種、ピノ・ノワール種、テンプラニーリョ種、サンジョベーゼ種、ネッビオーロ種などです。一方で白ブドウの場合は、世界的にも良く知られたシャルドネ種のほか、リースリング種やソーヴィニヨン・ブラン種、トレッビアーノ種などが挙げられます。

黒ブドウはその種類によってワインにさまざまな色合いの赤を与えますが、実は白ワインでも黒ブドウを使って生産されるケースもあります。ただ赤ワインと白ワインではその製法がそもそも異なるため、黒ブドウで白ワインを生産しても赤い色は残りません。

製法の違い

では具体的にはどのような製法の違いがあるのでしょうか。

まず赤ワインの場合ですが、ブドウの皮と種、そして果肉と果汁も含めてその全てを発酵させます。ワイナリーによって発酵方法に違いはあるものの、発酵温度は25度から30度に設定されるのが一般的です。その温度に設定した上で7日間から10日程度にわたって発酵させます。

一方の白ワインは赤ワインを生産するときとは異なり、皮は使わずに果汁を発酵させる形となります。皮を取り除くために黒ブドウを使っても色が赤くならず、白ワインとして生産できるわけです。

発酵温度にも違いがあり、白ワインの場合は15度から20度程度に設定されます。赤ワインよりも低温で、こうした温度設定が白ワインにフレッシュさを与えるとされています。

成分の違い

赤ワインのほうが白ワインよりも「ポリフェノール」が多く含まれています。一方で赤ワインよりは少量であるものの、白ワインのポリフェノールは赤ワインよりも抗酸化能力が強いとされています。また白ワインが持つ殺菌力は食中毒などの発生を抑制するとも言われています。

「ロゼワイン」、「オレンジワイン」とは

赤ワインと白ワインのほかに「ロゼワイン」や「オレンジワイン」というものもあります。どのように違うのでしょうか。

「ロゼワイン」は赤ワインと白ワインの中間的なピンク色をしていることで知られています。これは、赤ワインを作るときに途中で皮を取り除いたり、白ワインを作る工程で果汁に皮の色を移したりすることによるものですが、中には赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインに仕上げるという製法もあります。

もう一方の「オレンジワイン」ですが、フルーツとしてのオレンジを使っているわけではなく、オレンジ色がかっていることからそう呼ばれており、「赤」「白」「ロゼ」に続く第4のカテゴリーとして近年人気が高まっています。簡単に言えば、赤ワインの製法で白ブドウを使って生産するワインのことです。

オレンジワインの人気が高まっている理由の1つとしては、酸化防止剤として使われる亜硫酸の使用を抑えて生産することができ、自然派のワインとして知られるようになったことも挙げられます。

それぞれに味わいの魅力、マリアージュも楽しもう

ここまで赤ワインと白ワイン、そしてロゼワインとオレンジワインの違いを紹介してきました。使用するブドウの品種や発酵方法も異なり、それぞれ違った味わいの魅力があります。

それぞれに合う料理も異なるため、料理とのマリアージュではその組み合わせは無限にあります。和洋中と多様な食を楽しめるのが日本の食文化の美点のひとつ。定番と言われる料理との組み合わせのほか、あなた流のマリアージュも探してみてはいかがですか?

文・J PRIME編集部

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