ゲーム
(画像=Joeri Mostmans/Shutterstock.com)

モトリーフール米国本社、2020年1月12日投稿記事より

ソニー(NYSE:SNE)とマイクロソフト(NASDAQ:MSFT)は、2013年後半にそれぞれPS4とXbox Oneを発売開始し、ソニーはその後累積1億6百万台のPS4を販売しました。

しかし、両社ともに2019年販売に苦労しました。

ゲーマーが次世代ゲーム機の発売を見越して購入を控えたためです。

そのため、最新の四半期では、ソニーとマイクロソフトのゲーム機の売上高は前年比でそれぞれ17%及び7%減少しました。

このことは、売上高の2割をゲーム関連から得ているソニーにとって、よりダメージが大きかったといえます。一方、マイクロソフトは売上高のわずか8%しかゲームに依存していません。

両社は今年発売する次世代ゲーム機であるXboxシリーズXとPS5に多額の投資を行っています。

両方のデバイスを検証し、その行方をうらなってみましょう。

PS5について

ソニーは、PS5の完全なハードウェア仕様をまだ発表していません。

ただ、AMD(NASDAQ:AMD)の8コアを搭載した第3世代の7nm Zen 2 CPUを搭載することは判明しています。

メモリには、GDDR6 RAMの採用が予想されています。

これは、PS4およびXbox Oneで使用されるGDDR5メモリの約2倍の速度でデータを転送します。

そのグラフィックスは、AMDのカスタムNavi GPUを搭載しており、8K解像度、最大120Hzのリフレッシュレート、リアルタイムシャドウ用のレイ・トレーシングテクノロジーを可能にします。

また、3Dオーディオにも対応します。

ソニーは引き続きバーチャルリアリティゲームに取り組んでおり、現在のPSVRヘッドセットはPS5でも使用できます。

また、PS4ゲームとの下位互換性もあるとのことです。

ソニーはまだゲーム機の価格を明らかにしていませんが、これまでのゲーム機の価格を見ると、マイクロソフトのゲーム機の価格と同じか、それを下回るものと思われます。

ゲームに関しては、アクションRPGのGodfallとBluepoint Studiosのゲームの2つのタイトルしか確定していません。

PS5は、クラウドゲームプラットフォームであるPS Nowを引き続き利用できます。

XboxシリーズXについて

マイクロソフトは先月、XboxシリーズXに関する詳細を明らかにしました。

PS5と同様に、AMDのZen 2 CPUとカスタムNavi GPUを組み合わせるというものです。

マイクロソフトは、新しいハードウェアがXbox Oneの約4倍のCPUパフォーマンスと、Xbox One Xの約2倍のGPU処理能力を提供すると主張しています。

また、GDDR6 RAMを使用し、SSDにデータを保存すると発表しています。

また、8K解像度とレイ・トレーシングも導入します。

端的に言えば、XboxシリーズXはPS5と同様のハードウェアを搭載します。

これは、両方のゲーム機で多くの同じゲームが発売されるので、ある意味当然のことです。

ただし、マイクロソフトはソニーのPSVRと競合する新しいVRヘッドセットを発売する予定はありません。

Xboxのチーフであるフィリ・スペンサーは「シリーズXはVRゲームを念頭に置いて開発していない」と述べました。

マイクロソフトはまだ最終価格を発表していません。

Halo InfiniteやSehua’s Saga:Hellblade IIを含むいくつかのゲームの販売のみが決定されています。

シリーズXは、Microsoftの無制限ダウンロードサービスXbox Game Passを引き続き利用することができます。

ソニーに軍配か

ソニーは過去3世代にわたってマイクロソフトを打ち負かしています。PS2、PS3、およびPS4はすべてXbox、Xbox 360、およびXbox Oneの売上を上回りました。

したがって、ソニーは、マイクロソフトが大幅に価格を引き下げたり、より魅力的な新規タイトルを確保しない限り、これまでの優位性を保つ可能性が高いといえます。

しかし、それは必ずしもマイクロソフトのゲームビジネスが衰退することを意味するわけではありません。

マイクロソフトのゲームビジネスは、ソニーに匹敵するものではなかったものの、過去6年間で堅調な成長を遂げました。

そしてグローバルなゲーム市場が拡大し続ける中、XboxシリーズXの発売により、同社の成長エンジンのひとつとなる可能性が高いと思われます。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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