花見,ロゼワイン
(画像=jazz3311/Shutterstock.com)

今年ももうすぐ花見のシーズンがやってきます。「花より団子」ならぬ「花よりお酒」派の方々にとっては、おいしいアルコールが欠かせません。花見のおともにぴったりなのがロゼワイン。桜の色ともリンクする優しいピンクが、さらに気分を高揚させてくれます。

フランスでは白ワインを超える人気のロゼワイン

赤や白に押されて、いまいち存在感の薄い印象を受けるロゼワインですが、世界のロゼワインの約3分の1を生産するフランスでの消費量は増え続けており、今や白ワインを超える数字に至っています。

日本ではまだまだ消費量は少ないですが、オーストラリアのプレミアム・スパークリングワイン「シャンドン ロゼ」を片手に桜を楽しむ、“お花見シャンドン”イベントは定番になっています。2019年は東京ミッドタウンでザ・リッツ・カールトン東京の副総料理長が監修の料理とのマリアージュが提供されたました。また、桜の名所として知られる目黒川や隅田川では「お花見シャンドンクルーズ」が開催。多くの人が優雅なクルーズを楽しみました。

ロゼワインの3つの製造法

そもそもロゼワインがどのように作られるのかご存じでしょうか。製法は大きく3つに分けることができます。1つ目はマセレーション法(セニエ法)。赤ワインの製法がベースになっており、原料には黒ぶどうを使います。皮つきのままプレスしてタンクに入れますが、色が濃くなる前に皮などを取り除き、果汁だけを引き抜いて発酵させるため、赤より淡い色に仕上がるわけです。

2つ目は直接圧搾法。こちらも原料は黒ぶどうですが、白ワインを造る際の製法が用いられます。皮つきのまま軽くつぶしてから、果汁だけを絞り出して、発酵させます。白ワインの場合は白ぶどうを使いますが、ロゼワインの場合は黒ぶどうのため、ピンクになります。

3つ目は混醸法。基本的にマセレーション法と同じですが、黒ぶどうと白ぶどうの両方を使います。なお、これらの伝統的な製法を守るため、EUでは赤ワインと白ワインをブレンドしてロゼワインを造ることを禁じていますが、フランスのシャンパーニュ地方のシャンパンのロゼだけは例外。2つをブレンドして造ることが法律で認められています。

ロゼワインの味の特徴は?

ロゼワインと聞くと、ピンク色をしているせいか、なんとなく甘そうなイメージがありますが、意外にも流通しているものの約半数は辛口。辛口のロゼワインは、すっきりしつつも、しっかりとした飲みごたえも感じられるのが特徴。白ワインでは軽すぎるけれど、赤ワインでは渋すぎるという方におすすめです。一方、ロゼに限った話ではありませんが、甘口のものなら総じて渋みが少ないので、お酒があまり得意ではない方でも美味しく飲めます。

ロゼワインの美味しい飲み方

赤は常温、白は 冷やして……が、ワインのセオリーですが、ロゼワインも基本的には冷やして飲むのがいいでしょう。お花見に持って行くなら、冷蔵庫で3〜4時間冷やしてからクーラーボックス等に入れて持参したいものです。特に甘口の場合は、よりしっかり冷やした方が美味しくなります。さらに、氷を入れるのもおすすめ。「ワインに氷?」と驚いてしまいますが、ロゼワインの名産地であるフランスのプロヴァンス地方では定番の飲み方だそう。浮かぶ氷が宝石のように美しく、氷が溶けるにつれて変化する味や香りを楽しめます。

ロゼワインはどんな料理とも相性抜群!

また、ロゼワインはどんな料理とも相性抜群! 肉料理とも魚料理とも、さらには洋食だけでなく、和食や中華、エスニックと合わせても違和感がありません。持ち寄りであらゆるジャンルの料理が集まりやすいお花見にはぴったりです。せっかくなら同じピンク系や赤系の食材を合わせてみるのも良いでしょう。例えば、えび、たこ、サーモン、ハム、トマト、パプリカなどなど。桜、ロゼワイン、料理と、ピンクで統一した空間を前に、ますますテンションが上がります。

今年の桜の季節もすぐそこ。開花を待ちわびながら、お気に入りのロゼワインを探しておいてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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