
卒業、入学のシーズンです。子供が主役ではありますが、お子さんの晴れの日に華を添える意味でも、親の装いにも気を配りたいものです。そういった節目のイベントにおすすめしたいのが、よりフォーマルに見える、スリーピースのスーツを着てみてはいかがでしょうか。おすすめポイントや着こなし方法について紹介します。
節目で着たいスリーピーススーツ
卒業式や入学式のシーズンが近づいてきました。もちろん主役はお子さんですが、お子さんを引き立てるという点でも、親も恰好には気を配りたいものです。
仕事で使うスーツを着てもいいのかもしれませんが、ぜひ、そういった節目におすすめしたいのが、スリーピーススーツ。もともと、スーツというのは、イギリスで生まれたのですが、その時は上下のスーツ、ベスト、シャツ、タイで着こなすのが正装だと言われていました。その後、簡略化が進み、ベストを着なくなったという背景があります。そういった点でも、スリーピーススーツはより正装に近いですし、また、晴れの日を彩るのにふさわしい服装だと言えるでしょう。
スリーピースを着る上での着こなしのポイントは?
スリーピースと普通のスーツは、基本的に大きな違いはありません。しかしスリーピースならではのルールやマナーが一部あるのも事実です。着こなすためのポイントを解説します。
落ち着いたカラー、生地のスリーピースを選ぶ
スーツの生地や柄は、基本的にスリーピースと普通のスーツに差はありません。しかし、入学式や卒業式という式典であれば、落ち着いた色味を選ぶのがよいでしょう。黒だとフォーマル過ぎるように見られるので、ネイビーやダークグレーをお勧めします。
襟付きのベストを選ぶと、よりクラシックに
中に着るベストには、ジャケット同様シングルとダブル、そして襟付きと襟無しがあります。シングルよりダブルの方が、襟無しより襟付きの方がよりクラシックに見えます。実際に着た感じで選ぶのがいいかもしれません。
ベストの一番下のボタンは開ける、ジャケットのボタンはすべて開ける
スーツの場合、ジャケットの一番下のボタンは開けるのがルールと言われていますが、スリーピースの場合は、ベストの一番下のボタンは開けるのがルールになっています。逆に、ジャケットのボタンはすべて開けるのが、着こなしのポイントになります。
シャツも思い切ってクラシックなものを
中に合わせるシャツは、卒業式、入学式ということを考えると、白の無地が無難でしょう。ボタンダウンの襟や、オックスフォードのシャツは、カジュアルすぎるため、スリーピースと合わせるのはおすすめしません。
逆に、ピンホールシャツやタブカラーのシャツなど、よりクラシックなシャツが、スリーピースにはお勧めです。よりクラシックな印象を出したいなら、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。また、シャツの袖も、ボタンではなくカフスを使うものを選ぶと、よりクラシックな雰囲気が出るでしょう。
ベルトではなくサスペンダーを使う
スーツの場合、ベルトを締めることが多いと思いますが、スリーピースでおすすめしたいのはサスペンダー。ベルトに比べ、ウエストの位置をキープしやすく、また、ベストの下の部分がもたつかないというメリットもあります。ベルトに比べてクラシックに見えるのも魅力ですね。
セレモニーシーズン、スリーピースをぜひ試してみては
普段は普通のスーツを着ている人でも、セレモニーシーズンには、スリーピースを着ることをお勧めします。一生に数回しかないお子さんのハレの日、ぜひ、しっかりとスリーピースで彩ってみてはいかがでしょうか。
文・J PRIME編集部
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