マリアージュ
(画像=David Tadevosian/Shutterstock.com)

日本食の代表格である「寿司」に合うお酒と言えば「日本酒」や「焼酎」でしょう。しかし、最近では従来考えなかった「ワイン」とのマリアージュが楽しめるお店も増えてきています。寿司もワインもそれぞれに引き立つ、新しい食の愉しみを紹介します。

■辛口の白ワインはもちろん、マグロと赤ワインの組み合わせも

寿司との相性がよいことで、長らく「寿司×日本酒」は寿司店の定番となっています。日本酒には魚がもつ固有の生臭さを抑える効果があるほか、口に含んだときの味の相性もよく、特に辛口の日本酒が刺身や寿司に合うと言われています。日本酒のほか、ビールや焼酎なども日本酒と同様に寿司店の定番であると言えます。

こうした伝統的な組み合わせとは異なる新たな寿司のパートナーとして、ワインが注目されています。特に「辛口」もしくは「やや辛口」の味わいの白ワインのほか、赤ワインやスパークリングとのマリアージュの人気が高まりつつあります。

心地よいキリっとした酸味を含んだ白ワインやスパークリングワインは寿司の酸味とよく調和し、白身との組み合わせが人気です。最近では日本のワイナリーが寿司に合うように醸造した白ワインも存在しています。また、赤ワインとマグロの組み合わせも定番となってきました。

考えてみれば、白ワインと牡蠣の相性がよいことは既に周知のことであり、「ワイン×魚介類」は必ずNGになるコラボレーションではなかったのです。

■寿司とワインのマリアージュが愉しめる東西の名店

ここからは寿司とワインのマリアージュが愉しめる東西の名店を紹介していきましょう。

・鮨からく:東京・銀座の本格江戸前鮨

「鮨からく」は東京・銀座にある本格江戸前鮨の寿司店で、1989年に創業です。大将の戸川基成さんは英国ワイン&スピリッツ協会(WSET)認定ソムリエの顔も持ち、店でもこだわりのワインがずらりと用意されています。

「熟成した魚のうまみが引き出される江戸前寿司はワインとよく合う」と、その魅力の普及に努められており、今では鮨からくを訪れる客の多くがワインと寿司のマリアージュを楽しむようになっています。夜メニューでは、ワインとともに料理や江戸前寿司を愉しめるコースが用意されています。

住所:東京都中央区銀座5-6-16 西五番館ビルB1
電話番号:03-3571-2250
公式サイト:https://ginza-karaku.com/

・銀座 壮石:定期的にワインを嗜むイベントも

旬の江戸前寿司と会席料理を楽しめる「銀座 壮石」。オーナーである岡田壮右さんはソムリエとしても知られており、オーストリアワイン大使という肩書きを持つことでも話題になりました。書籍『オーストリアワイン、江戸前鮓と会席料理』も上梓しています。

会席料理とワインをコラボレーションしたメニューも人気で、銀座において鮨からくと並ぶマリアージュの名店であると言えるでしょう。定期的にワインを嗜むイベントなども開催しています。

住所:東京都中央区銀座5丁目14番14号 サンリット銀座ビルII-2階
電話番号:03-6228-4659
公式サイト:https://www.nishitani-sushi.com/

・鮨 美寿志:大阪でマリアージュを楽しむなら

大阪でワインと寿司のマリアージュを楽しむのであれば、大阪市北区の「鮨 美寿志」ははずせないでしょう。店舗に用意されているワインは50種類以上で、寿司や料理に合わせてソムリエがおすすめのワインを用意してくれます。寿司職人とは別にソムリエが常駐していることでも知られています。

住所:大阪府大阪市北区中之島3丁目2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト2階
電話番号:050-5266-0326
公式サイト:https://misuji-osaka.com/

■寿司とワイン、それぞれの世界を広げる新たな愉しみ

もはや寿司とワインのマリアージュは目新しさを超え、1つの愉しみ方として定着しつつあります。寿司もワインも、それぞれに世界が広がるこの愉しみ方。あなたはもうお試しですか?

文・J PRIME編集部

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