株式市場,暴落
(画像=Vintage Tone/Shutterstock.com)

モトリーフール米国本社、2019年12月1日投稿記事より

次の株式市場の暴落がいつ来るかは誰にもわかりません。

それでも、市場暴落への対応で優れた銘柄があります。

そういった、アボット・ラボラトリーズ(NYSE:ABT)、ブリストル・マイヤーズスクイブ(NYSE:BMY)、およびダラー・ゼネラル(NYSE:DG)に関して説明します。

1.アボット・ラボラトリーズ

アボット・ラボラトリーズ(以下「アボット」)は、2008年のリーマンショックをうまく乗り越え、製品需要が落ちず、株価も大きく下落しませんでした。

また、投資家は、アボットが1924年以降と同様に堅実な配当を支払い続けると確信していました。

それから10年以上経ちました。

その間にアボットは変化しましたが、仮に市場で嵐が来ても、それを乗り切る絶好の位置にいます。

同社は、市場や経済全体で何が起こっているかに関係なく、常に安定した需要がある製品を販売しています。

アボットの最大の収益源は、医療機器です。

僧帽弁逆流を治療するためのハート・メイト3左心室補助装置とミトラクリップ装置の販売が増加したこともあり、売上高は着実に増加しています。

また、同社の医薬品および診断薬事業セグメントも堅調な成長を続けています。

アボットは、あくなき成長のため新製品の開発に注力しています。

同社は、新しいバージョンのリブレシステム(センサーにかざしてスキャンするだけで、痛みを伴わずに、わずか1秒でグルコース値を測定することができるもの)に関して、米国食品医薬品局(以下「FDA」)の認可を待っています。

2.ブリストル・マイヤーズスクイブ

ブリストル・マイヤーズスクイブ(以下「ブリストル」)も、リーマンショックを比較的うまく乗り切ったヘルスケア株です。

株式市場の変動にもかかわらず、患者は処方薬を必要とします。

同社が持っているのは、普通の処方薬ではありません。

市場調査会社のエヴァリュエイトファーマは、ブリストルの2つの製品、弁膜症性心房細動患者向けのエリキュースと免疫療法薬のオプジーボが、2024年までに世界で最も売れている薬の中でそれぞれ3位と4位になると予測しています。

ブリストルは、セルジーンを買収したことで、さらに大ヒットする医薬品を追求しています。

この買収は、多発性硬化症薬のオザニモドや細胞療法のリソセルとアイデセルを含む、強力なパイプラインをブリストルにもたらします。

オザニモドは来年早々にFDAの承認を獲得する見込みで、リソセルとイデセルの承認も間もなくでしょう。

そして、セルジーンの買収はブリストルの成長見通しを押し上げるはずです。

現在、ブリストルの配当利回りは3%弱です。

そのため、大規模な市場の低迷を受けて株価が若干下落したとしても、多少のクッションとなります。

3.ダラー・ゼネラル

ディスカウント小売株も、リセッションによる市場急落の際にうまく対応する傾向があります。

ダラー・ゼネラルは2008年のリーマンショックの際に上場していませんでしたが、比較的無傷で景気後退を乗り切れる株とみられています。

厳しい経済状況にある場合でも、同社には2つの大きな利点があります。

第1に、同社は顧客が好不況にかかわらず必需品となるような定番商品を販売しています。

第2に、割安な価格のために、顧客は、好況期に比べて、景気低迷時に同社で買い物をする可能性が高くなります。

ダラー・ゼネラルは米国で最も強力なディスカウント小売企業にランクされています。

多くの小売業者が店舗を閉鎖している一方で、ダラー・ゼネラルは新しい店舗を出店し続けています。

また、売上を伸ばすために、既存の店舗の多くを改築しています。

同社はいくつかの重要な改革を進めており、それによりさらに強力な地位を築くことができます。

ダラー・ゼネラルは、低温物流を自社で行うように変更しました。

これにより、利益率が向上します。また、顧客のセルフチェックアウトを開始し、店舗の在庫プロセスを改善しました。

株式市場が大きく下落しても、ダラー・ゼネラルへの影響は軽微とみられています。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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