家計,無頓着
(画像=baranq/Shutterstock.com)

「お金が無い」と悩むことが少なく、浪費をしてしまっても認識が薄いのが高収入プレイヤーの特徴です。そのため、家計の改善余地が大きいことになかなか気づきません。見方を変えれば、こういった状況に早く気付くことで家計改善の効果が大きくなるとも言えます。今回は、高収入プレイヤーこそ意識したい「家計改善3つのポイント」について解説します。

無頓着になりがちな支出項目と改善ポイント

では、具体的に家計支出のどのような点に注意するとよいのでしょうか。意識しにくいけれど注意すると大きな節約効果が期待できる3つの支出項目と改善策についてご紹介します。

食費:「健康」とセットで考えてみては?

高収入プレイヤーの多くは多忙であるため、食費も外食やコンビニ食、デリバリーに偏りがちです。だからといって10円や100円を節約するのはあまり合理的だとは感じられないでしょう。「自分にあった食費の抑え方が分からない」というのは高収入の方ならではのお悩みかもしれません。

そこでおススメしたいのが「食費を『健康」とセットで考える』という発想です。外食やデリバリーの多くは、ピザやお寿司など高カロリーなものも少なからず含まれています。こうしたものを多く食べると結果として高脂血症や糖尿病などに結びつきやすく、二次的に将来の医療費などもかさむ可能性があります。つまり、外食やデリバリーといった手軽な食事は、現役時代の支出だけでなく、高齢になり引退した後の支出にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。

ここで自炊を心がけ、野菜を多く食べれば、身体によいだけでなく、食費自体も減っていきます。さらに、老後の健康や節約にもつながります。一石二鳥どころか一石四鳥と言ってもいいかもしれません。「食費と健康をセットで考える」という視点は、高収入の方だからこそ高いコストパフォーマンスが期待できると言えます。

しかし、中には「忙しくてなかなか自炊をできない」「食材を買いに行く時間が無い」という人もいるでしょう。この場合、最近充実しつつある短時間で料理が作れる時短家電やECサイトでの生鮮食品の宅配サービスなどの利用を検討してみるとよいかもしれません。

交際費:「時間の断捨離」とセットで考える

「多彩な人脈から収入を得ているがゆえに、交際費が膨らみがち」という点も高収入プレイヤーの特徴です。人によっては月に何十万という交際費で支出していることもあります。抑えたいけど仕事への影響を考えると気が引ける、というのも高収入の方ならではのお悩みかもしれません。

交際費の節約については、「時間の断捨離」とセットで検討するとよいでしょう。交際費が多く掛かっているということは、それだけ自分の時間を誰かと共有しているということですが、「一緒に飲んだ相手は本当にその時間を掛けるべき存在なのか」と冷静に振り返ったことはほとんどないかもしれません。「飲む相手次第で交際費を振り分けるなんて」と思うかもしれませんが、時間はお金と同じくらい貴重であることは誰においても紛れのない事実なのです。

もちろん価値ある交際費はたくさんあります。職場の先輩や後輩と食事をすることで仕事が円滑になることもあることでしょう。お酒を飲みながら知人の人生相談にのる、日頃お世話になっている人との交流を深めるなど、積極的な人付き合いは決して悪いことではありません。

ただ注意していただきたいのは、「誰かとつきあっていた分だけ自分一人のプライベートな時間が少なくなる」という点です。一人の時間を持ち、これまでの仕事や生活を静かに振り返ることで、次の人生設計や冷静な判断が可能になります。お金だけでなく、自分の人生そのものを大事にするという視点から、時間という資源の使い方を検討してみてもよいかもしれません。

交通費・車両費:多様な選択肢を持つ

交通費については、「多く出費している=悪」というケースに当てはまらないことが多々あります。移動手段として便利なものはその費用も高くなりがちですが、その分、別の何かの価値を生み出してもいるからです。タクシーに乗る理由として「時間を買う」という言う人がいますが、これは決して的外れなことではありません。

ただ、交通費については、選び方ひとつで節約になるのも事実です。例えば電車に乗るとき、積極的に往復切符を利用すれば節約になります。頻繁に電車を利用する人であれば結果的にまとまった額のお金が浮くことになるでしょう。

また、車両費の節約については、「自動車を所有するか否か」という点も考えた方がよいでしょう。最近は「所有から利用へ」という流れもあり、積極的にカーシェアなどを利用する人が増えています。頻繁にクルマを運転しないのであればカーシェアを利用する方が維持費・駐車場代の節約になり、最終的に得になるかもしれません。

そのほかに衣服費、医療費、娯楽費などでも?

そのほか、衣服費や医療費、娯楽費などさまざまな項目で家計は構成されています。今一度出費を見直し、自らのライフスタイルに照らし合わせれば改善ポイントは少なからず見つかるはずです。このとき、「節約」という意識だけでなく、「有意義なお金の使い方」という視点から検討するとよいでしょう。

<監修者>
鈴木 まゆ子/税理士・税務ライター
中央大学法学部法律学科卒業後、㈱ドン・キホーテ、会計事務所勤務を経て2012年税理士登録。「ZUU Online」「マネーの達人」「朝日新聞『相続会議』」などWEBで税務・会計・お金に関する記事を多数執筆。著書「海外資産の税金のキホン(税務経理協会、共著)」。

文・J PRIME編集部

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