Z世代
(画像=Rawpixel.com/Shutterstock.com)

「Z世代」と呼ばれる世代をご存じですか。少し前までは1981年から1996年までの間に生まれた「ミレニアル世代」が注目を集めていましたが、新たな購買層のターゲットとされているのがZ世代です。彼らにはどのような購買意識があるのでしょうか?

デジタルネイティブなZ世代

Z世代とは、ポストミレニアル世代とも言われ、1997年以降に生まれた人たちのことで、2019年現在において17〜21歳の人たちです。

彼らの特徴はなんといってもデジタルネイティブであるということ。生まれた時からインターネットが当たり前にあり、パソコンはもちろんのこと幼い頃にスマートフォンやタブレットで遊んだ記憶もあるでしょう。

シェアリングエコノミーやサブスクリプションという仕組みが定番になりつつある「モノが売れない時代」に生きているZ世代は、何に興味を持ち、心を動かされるのでしょうか。

Z世代にとってインターネットと同様に身近なものがSNSです。オンタイムでコミュニケーションをとり、写真や動画をシェアするなど、多くの時間をSNSに費やしています。

「○○が使っていたスマホが欲しい」「インスタで見つけたあの服を着たい」と、SNSを通して欲しいものも選んでいるのです。

また、Z世代が欲しいのは、使えるモノ、着こなせる服など、自分の“身の丈”に合ったもの選ぶ特徴があります。

1968年から1980年までに生まれた「ジェネレーションX」以前の世代は、主に雑誌やテレビから情報を得ていて、「欲しいもの=憧れ」の図式ができあがっており、ハイブランドを好む傾向にありました。

Z世代にとってはインフルエンサーの存在は大きい

Z世代を理解する上でおさえておきたいのがインフルエンサーの存在です。インスタグラムを始めとするSNSで多くのフォロワーを持つインフルエンサーは、Z世代にとっては、ある種お手本的な存在と言えるのです。

インフルエンサーは芸能人やモデルほど遠い存在ではありません。インフルエンサーは自分と同じような店で、自分でも買える価格帯の商品を購入しているため真似しやすいわけです。そこがZ世代の共感を呼び、さらにフォロワーが増えるのです。

インフルエンサーとフォロワーはSNSというコミュニケーションツールでつながっているため、直接やりとりができる環境にあります。コメントを介してインフルエンサーに質問や相談ができ、より詳細な情報を知ることも可能なのです。

Z世代は写真や動画だけでモノを選ぶイメージが強いのですが、実際は情報収集を怠らず、モノを吟味した上で購入する傾向があると言えるのです。

Z世代のキーワードは「堅実さ」

では、Z世代が実際にモノを購入するのはどこなのでしょうか?

すぐにネットショップを思い浮かべる人も多いかと思いますが、意外にもリアル店舗で購入するZ世代は多いと言われています。

Z世代はバブル崩壊後に生まれ、リーマンショックなどの不景気も目の当たりにしているため、無駄なものは買わない堅実派なのです。

そのため、ネットを使って商品情報は入手するものの、購入するときは実店舗に行き実物を見て、手にとって本当に欲しいものなのかを確認して購入することも多いそうです。

この堅実さは、「気に入ったものであればブランドは問わない」「クーポン利用も活発」といった動きにも結びついています。

最近、レコードやカセットテープ、さらに「チェキ」といったインスタントカメラなどアナロググッズが密かな人気を博していますが、その人気の一端はZ世代が担っているとも言われています。

「周りに惑わされず自分がいいと思ったものが欲しい」と思う気持ちが、レトロなものの良さを認識させているのかもしれません。

情報収集能力に長け、本当に欲しい物だけを手に入れる

ミレニアル世代とひとまとめにされることの多かったZ世代ですが、ひもといていくとその差は歴然です。この世代が情報収集に使うツールはスマートフォンやSNSなのです。

SNSで情報を入手する効率性と自分が本当に欲しいものを見極める堅実さを兼ね備えていて、10年後にはZ世代が消費の中心となるでしょう。

Z世代はバブル世代とはまるっきり違う消費動向があるため、販売する側は考え方を切り替える必要があるでしょう。

文・J PRIME編集部

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