東京オリンピック,ユニフォーム
(画像=Korkusung/Shutterstock.com)

2020年東京オリンピックの聖火ランナーのユニフォームを、N.HOOLYWOODの尾花大輔氏が監修しました。またジョルジオ・アルマーニはイタリア代表のユニフォームを発表しています。スポーツの祭典でユニフォームは、デザイナーのキャンバスと化しているのです。各国のユニフォームの発表を楽しみに過去の事例を振り返ってみましょう。

イタリア

ファッション大国イタリアは、同国が世界に誇るジョルジオ・アルマーニが、ロンドン、ソチ、リオ、平昌などの大会で選手団のユニフォームを手がけてきました。2020年東京大会でも開会式などで選手が着用するスーツを担当します。競技用ユニフォームには、エンポリオ アルマーニのスポーツライン「エンポリオ アルマーニ EA7」が採用されることが発表されました。

EA7は、人間工学にかなったデザインや機能性に優れた素材、上質さ、着心地、そして日常使いでもファッションとして取り入れられるスタイリッシュさなどが高い評価を得ています。2020年春夏メンズコレクションでは、東京オリンピックのユニフォームが披露されました。前面に国旗カラーの緑、白、赤で彩られた円が大きく描かれ、背中には縦書きで「Italia」と綴られたデザインで選手が身にまとってキャットウォークに登場しました。

スウェーデン

スウェーデンの2020年東京大会の公式ユニフォームは、ユニクロが提供します。クオリティ、イノベーション、サステナビリティを重視して選定されたとのこと。平昌までの3大会で採用されていたのはH&Mです。ナショナルカラーのブルーとイエローのデザインでスウェーデンらしさが表現されていました。

選手によるフィードバックや試着を経て開発され機能性やファッション性、リサイクルポリエステルなどの環境に配慮した素材が多用されたことが特徴です。

フランス

過去3大会のユニフォームを、同国の老舗ブランド、ラコステが担当しました。全体は白とネイビーを基調にし、胸の部分にあしらわれたシンボルのワニが国旗カラーのトリコロールというフランスらしいデザインでした。ブランドの創始者ルネ・ラコステは、1924年パリ五輪でメダルを獲得した名テニスプレイヤーだったことで知られています。

アメリカ

2008年以来、ラルフ・ローレンが公式ユニフォームを担当しており、東京大会でも手がける予定とされています。星条旗の赤、白、紺を使ったデザインや、ブランドのアイコンであるポニーがアクセントになり、アメリカントラッドと機能性を備えたものとなっていました。一部のユニフォームはナイキが担当しており東京大会でも提供する予定です。

日本

日本のユニフォームといえば赤と白の印象が強いかもしれません。国旗をイメージしたこのカラーは1964年東京大会以降、何度も採用されてきました。最近の大会を振り返ると2018年平昌の公式服装は紺のジャケットにグレーのパンツで紳士服メーカーのAOKIが手がけていました。公式ウェアは、スポーツ用品大手アシックスが担当しています。

カラーは、朝日のように鮮やかな「サンライズレッド」、日本の海のような「ジャパンシーブルー」 で、保湿性や軽さが特長でした。2020年東京大会でも開会式などの式典用の公式服装はAOKIが手がけます。デザインは2020年1月に発表される予定です。聖火ランナーのユニフォームは、N.HOOLYWOODの尾花大輔氏が監修しました。

襷をモチーフに、日本らしさと聖火リレーへの敬意、大会成功への祈念が込められています。リオオリンピックの公式ウェアはアシックス。桜のプリントで日本代表選手の力強さと華やかさが表現されていました。過去の大会でさまざまなデザインが取り入れられてきた中でも、特に有名デザイナーらを起用して製作されたのが2000年シドニーのカラフルなマントです。

また2004年アテネで採用された花柄プリントの上着なども話題を呼びました。ユニフォームに注目すると五輪をまた別の視点で楽しめるかもしれません。

文・J PRIME編集部

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