バレンタインデー,チョコレート
(画像=GreenMiles/Shutterstock.com)

2020年のバレンタインデーが近づいてきました。チョコレートはもうお決まりですか?ところでバレンタインデーがどんな日なのか、そもそもの由来はご存じでしょうか。

バレンタインデーの由来はローマ帝国

その起源はローマ帝国の時代まで遡ります。当時のローマ皇帝・クラウディウス2世は、兵士たちが恋人や妻を想うことで戦力が下がるのを防ぐため、婚姻を禁止していました。しかし見かねたバレンチノ司祭がこれに逆らい内緒で結婚式を執り行っていたのです。これがローマ皇帝の逆鱗に触れ処刑されてしまいました。この処刑の日が2月14日といわれています。

もともとはその死を悼む宗教的な行事の日だったのが、やがて「愛の日」となり告白や、カードや花束を贈るようになったのです。

日本でのバレンタインデーの変遷

日本では、バレンタインデーは女性から男性へチョコレートを贈ることになっていますが、このような習慣は日本独自のものです。バレンタインデーが日本で初めて登場したのは、神戸の「モロゾフ製菓」の広告といわれています。1932年にチョコレートを贈るというスタイルを紹介、1935年には外国人向けの新聞に「あなたのバレンタインにチョコレートを贈りましょう」というコピー広告を掲載しました。

1950年前半のバレンタインデーは外国人中心のイベントでしたが、1950年後半には店頭で初となるバレンタインデーセールが行われ、これを皮切りに1960年代にはお菓子メーカーなどが積極的にバレンタインデー商品を売り出すようになりました。1970年代に突入すると「女性が男性へチョコレートを贈ること」が定着し愛を告白する日という認識で浸透していくのです。

今やバレンタインデーだけで国内チョコレートの年間消費量の約2割を占めるといわれています。その形態も進化し女性が愛する男性に贈るだけでなく職場などの男性にお中元やお歳暮のような感覚で渡す「義理チョコ」が生まれました。また女性同士でチョコを交換し合う「友チョコ」、男性が女性に渡す「逆チョコ」などもあります。このごろでは、自分へのご褒美として購入する「マイチョコ」も定番です。

そもそも贈り物としてチョコレートが好まれる理由

そもそもバレンタインデーはお菓子メーカーの仕掛けでした。しかしここまで「バレンタインデー=チョコレート」が定着したのは、人間の舌と脳が、本能的に「脂質」と「糖質」の組み合わせを好むようにできているためです。チョコレートはまさにその条件を満たしている一品です。

さらにチョコレートの融点は体温と近いため、口に入れた途端に溶け出します。つまり脂質と糖質を感じるスピードが早いため、より快感を得やすいと考えられます。

チョコレートには健康効果も?

チョコレートの健康効果も注目したいところです。チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、LDLコレステロールが活性酸素によって悪玉となり動脈硬化を引き起こすのを防ぐ効果があるといわれています。また血管を拡張する作用もあるため、高血圧や冷え性、血栓の予防も期待できるのです。

一般的には「チョコレートを食べると太る」と思う人もいるかもしれません。しかしカカオ豆に含まれるカカオバターの脂肪分は吸収率が低く体脂肪になりにくいといわれています。もちろん食べ過ぎはよくありませんが、適量ならばチョコレートに含まれる抗酸化物質を摂るほうが体に良いという説もあるのです。目安量としては20グラムほど。またチョコレートにはカフェインも含まれます。

コーヒー1杯に約90ミリグラムのカフェインが含まれているのに対し、板チョコ1枚あたりのカフェインは約15ミリグラムです。そのため睡眠を妨げるようなことはありません。カカオに含まれるカフェインの一種であるテオブロミンには、むしろ精神をリラックスさせる効果があることも分かっています。

2020年のバレンタインデーには、その歴史や健康効果も踏まえながら「大切なあの人」「お世話になった人」「がんばっている自分」などへとっておきのチョコレートを選びましょう。

文・J PRIME編集部

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