熱海,ラグジュアリー,宿
(画像=norinori303/Shutterstock.com)

温泉、海、山といった自然に恵まれ、昔から温泉地として栄えてきた熱海。そんな熱海も不景気にあえいだ時代がありました。バブル崩壊直前の1991年には約440万人だった観光客が、2002年度には300万人以下にまで激減。さらに2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災などから2011年度には250万人弱にまで落ちこんでしまったのです。

ターゲットを団体から個人へ

減少傾向だった熱海の観光客は2012年度からは増加に転じ2015年度以降は300万人以上が続いています。回復のきっかけとなったのは団体旅行から個人旅行への転換です。熱海市は2017年から観光業関係者に学識経験者などを交えた「観光戦略会議」を立ち上げ、ツアーや宴会を前提とした観光の見直しを開始。

旅館やホテルの一部は大宴会場をやめて個室風呂を作るなど個人旅行に対応するようなりました。また昔は旅行代理店で旅行の予約をしていましたが、近年は個人がインターネットで予約するのが当たり前になり若い観光客も増加傾向です。かつての「おじさんたちが団体で行く場所」というレッテルを完全に覆した熱海で一度は行ってみたいラグジュアリーな宿と注目の観光スポットを紹介します。

一度は泊まりたい熱海の高級宿

熱海 ふふ

まずは、熱海駅から車で約10分の森にひっそりとたたずむ「熱海 ふふ」。今や高級温泉宿の代名詞ともなった個室露天風呂は全部屋に完備しており、もちろん源泉掛け流しです。和モダンで統一された客室は、60~100平方メートルのゆったりとしたスイートルームとなっています。食事は日本料理と鉄板焼きから選択可能です。

そのため熱海ならではの海と山の幸を存分に堪能することができるでしょう。静寂な深い緑に囲まれた空間は、そこにいるだけで身も心もほどけていくようです。

ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド

バッハの音楽とともに標高361メートルという高さから望む絶景が楽しめる宿です。なかでも特筆すべきは、料理の素晴らしさでしょう。相模湾や熱海市街が眼下に広がるメインダイニングで夜景とともに楽しむディナーは至福のひとときです。食材の約98%が地産地消。相模湾で水揚げされた新鮮な海の幸はじめ県内各地から届く厳選食材がテーブルを華やかに彩ります。

横山大観ゆかりの宿 熱海大観荘

宿名の通り日本画の巨匠・横山大観が常宿としていた温泉宿です。画伯が愛用していた部屋は、特別室として現在も使われています。広大な庭園は、日本の造園学の基礎を築いたといわれる龍居松之助の手によるもので純京風数寄屋造りの建物との調和が見事です。その庭園を眺望しながら器にまでこだわった美しい京風懐石料理で舌鼓を打ちましょう。

バラとハーブに囲まれたガーデン

極上の宿にいつまでも滞在していたいのは山々ですが、熱海は「観光名所の宝庫」といえるほど見どころや遊びどころが満載です。そのためレジャーも存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。昔から定番の「熱海城」「お宮の松/貫一お宮の像」「熱海秘宝館」などももちろんおすすめです。しかし、今回は20万坪という広大な敷地を誇る「アカオハーブ&ローズガーデン」を取り上げます。

敷地内には、バラとハーブに囲まれた個性のあふれる12のテーマとなる庭が点在。手つかずの恵まれた自然と錦ヶ浦の尾根と谷が織りなす独特な地形空間が壮大な景色をつくりあげています。世界一のガーデンを目指しており2015 年にはフランスで開催された「第17回世界バラ会議」で「優秀庭園賞」を受賞しました。

2017年には、あの新国立競技場を手がけた隈研吾氏が設計した木造建築のカフェ「COEDA HOUSE」がオープン。ガーデンの中で最も見晴らしの良い海抜150メートルの場所にあり四季折々の花々と海を眺めながらオリジナルスイーツを味わうことができます。「温泉」「宿泊」「観光」良しの三拍子そろった熱海は、都心から新幹線でわずか1時間弱というアクセスの良さも魅力です。

1泊でも十分に満喫できるため、少しの荷物を片手に束の間のリフレッシュの旅に出かけましょう。

文・J PRIME編集部

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