異国,旅
(画像=Sean Pavone/Shutterstock.com)

グルメや温泉など、旅の楽しみはそれぞれありますが、訪れた土地をじっくり歩いてみるのも新たな旅の発見につながるかもしれません。日本は四季折々の景色が楽しめるのが特徴で、また、清潔で美しい街並みも多い国。ここではじっくり歩いて味わいたい、日本の街並みを紹介します。

代表的なのはなんといっても京都でしょう。世界的にも有名な寺院や仏閣が立ち並ぶ一方で、魅力的なのは、京町家と呼ばれる木造家屋が軒を連ねる街並み。京町家とは1950年以前に建築された木造建築物で、道に面した出入り口から続く細長い形状が特徴。坪庭や奥庭あり、通りに向かって設けられた軒や内側が見えにくい京格子は、街並みに統一感をもたらし、タイムトリップしたような感覚にとらわれます。

最近では、老朽化した京町家をリノベーションしてホテルにしたり、民泊として提供したりする再生プロジェクトが始まっており、京町家の街並みを歩いた後、京町家に宿泊できるという、京町家づくしの旅も楽しめます。

日本の街並みを満喫するという意味では京都は格好の旅先ですが、日本には小京都と呼ばれる街並みが数多く存在します。京都のように風情がある佇まいを残している場所を指し、北海道から九州まで小京都と呼ばれている場所はなんと40ヵ所以上。「和」を感じさせる城下町が今も姿を残しています。

「九州の小京都」と呼ばれる飫肥もそんな小京都の一つ。宮崎県日南市に位置し、1588年(天正16年)から明治初期まで、伊東家5万1千石の城下町として栄えました。武家屋敷が建ち並び、石垣、漆喰塀が残る街並みは歴史を感じられ、春は桜も見ることができます。

山陰の小京都と言われるのが、島根県鹿足郡にある津和野です。堀割や白壁が続く街並みは鎌倉時代から江戸時代まで続いた城下町を残し、のんびりと街歩きをするには最適。堀には300~500匹の色とりどりの鯉が泳ぎます。花菖蒲が咲く初夏に訪れるとより美しい街並みを満喫できるでしょう。

日本なのに異国の地、西洋の街並みが色濃く残る海沿いの街

一方で、横浜、神戸、函館、長崎といった海沿いの街は、西洋の文化が色濃く残った外国のような街並みが楽しめます。いずれも坂道が続き、登りきった場所から見る街全体の景色も堪能できます。横浜の山手には「山手西洋館」として、8つの洋館があります。明治政府の外交官だった内田定槌氏の邸宅「外交官の家」や1991年までカトリック山手教会の司祭館として使用されていた「ブラフ18番館」などを見て歩けます。街歩きに疲れたら、1927年に建築された「えの木てい」でカフェも楽しめます。

より異国情緒を楽しむのであれば長崎がおすすめです。オランダ坂やどんどん坂は、周辺に洋館が現存し、タイムトリップしながら異国に旅した気分を味わえます。旧グラバー住宅、旧リンガー住宅、旧オルト住宅など点在していた6つの洋館を移築復元した「グラバー園」や、1892年(明治25年)に開設した「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」など見どころも多く、ほかの街とは一味違った観光もできるでしょう。

もう一つおすすめしたいのが、名所旧跡ではなくて映画やドラマ、アニメなどの舞台となった街並みをめぐる、ロケ地巡りです。代表格はやはり大林宣彦監督の映画で知られる広島県尾道。「坂の街」との異名を持つだけあり、街全体には細い坂道が張り巡らされています。「転校生」で二人が入れ替わった「御袖天満宮」や「時をかける少女」で出てくる学校などを見ることができます。

同様に、アニメの舞台も「聖地巡礼」として、街歩きの人気コースの1つ。埼玉県秩父市は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台として知られ、観光総合案内所「秩父観光情報館」ではコーナーが特設されているほか、聖地巡礼マップも用意してあります。

いずれも、日常を過ごす街のすぐ近くに位置しながらも、足を踏み入れると別世界のような不思議な感覚が味わえます。旅行として訪れるのも良いですが、身近な小京都や洋館に出向き、小さな旅を楽しむのも思わぬ発見があるかもしれません。

文・J PRIME編集部

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