米国株動向
(画像=NYC Russ/Shutterstock.com)

モトリーフール米国本社、2019年11月21日投稿記事より

百貨店大手のメーシーズが21日に発表した第3四半期(8~10月)決算は、既存店売上高が減少するなど低迷を反映し、株価は一時約6%下落しました。

米国経済は堅調ですが、メーシーズは「小売業の崩壊」に直面しています。

第3四半期の売上高は、店舗閉鎖などの影響で前年同期比4.3%減の51億8000万ドル(約5600億円)でした。

既存店売上高は3.9%減で、過去2年間で最も大きな減少となりました。

経営陣は、冬の到来の遅れ、観光客の低迷、弱いショッピングモール売上などを減収に理由に挙げています。

また、ウェブサイトのUI(ユーザーインターフェース)等の技術的修正で、eコマース売上に影響が出たことも言及しました。

調整後1株当たり利益は、前年同期の0.27ドルから0.08ドルに減少しました。

アナリストのコンセンサス予想の損益分岐点トントンは上回りましたが、この主因として不動産売却益などがあります。

通期ガイダンスについては、既存店売上高予想を従来の0~1%からマイナス1.5~マイナス1%に下方修正し、調整後1株当たり利益も従来の2.85~3.05ドルから2.57~2.77ドルに引き下げました。

既存店売上高の減少を止め利益を安定的に出すためには、経営戦略の抜本的改革が必要とみられます。

メーシーズのブランド力は依然として高く、主要都市中心部に多くの優良不動産を保有していて、まだ余力があります。

業績の上がっていない店舗を閉鎖し、特定分野に集中投資するなどの戦略が必要とみられます。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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