台湾,グルメ旅
(画像=Alexander Courtney/Shutterstock.com)

九份(きゅうふん:台湾読みでジョウフン)は、台北北部の山間に位置し海を一望できるすてきな街並みが広がる都市です。かつてはこれといった特徴のない街でしたが19世紀に金鉱が発掘されゴールドラッシュに沸きました。しかし次第に採れる金の量が減っていき1971年にはついに閉山を迎えます。今回は台湾の九份が再び活気づくきっかけとなった映画や台湾グルメについて解説します。

映画をきっかけに、世界中から観光客が

1989年に「二・二八事件」をテーマに台湾で制作されたのが『悲情城市』です。この映画は大ヒットし、舞台となった九份にも注目が集まることになりました。また2019年11月時点で興行収入日本歴代1位の『千と千尋の神隠し』のモデルになった街とうわさされており今や世界中から観光客が訪れるようになっています。九份の街並みを楽しみながら台湾グルメを満喫する旅はいかがでしょうか。

初めて九份を訪れるなら、まずはメインストリートの賢崎路へ足を運びましょう。そこかしこに赤ちょうちんが吊るされ路地にはレトロな建物がひしめき合うように建ち並びます。賢崎路の光景はあらゆる旅行雑誌で取り上げられており細い路地から続く階段は絶好の写真スポットです。また豎崎路の近くにある「阿妹茶楼」こそ『千と千尋の神隠し』に出てくる湯婆婆の油屋を感じさせる場所。

まるで映画の世界に入り込んでしまったかのような体験ができるでしょう。2階には台湾東部の海を一望できるテラス席もあり台湾の山々と海を眺めながら中国茶とお茶菓子が味わえます。

訪れるなら断然夕暮れ時がおすすめ

九份の雰囲気を最大限に味わうなら夕暮れ時がベストです。赤ちょうちんが次々に灯され、その幻想的でノスタルジックな風景は、どこを撮っても絵になります。九份周辺の日没時間は、夏は18時半前後、冬は17時過ぎと幅があるので出かける前にしっかりと把握しておきましょう。完全に日が暮れた後のライトアップが際立つ夜の九份は、どこか妖しくディープな雰囲気で違った魅力があります。

街一番の繁華街である基山街には、みやげ物屋や飲食店もたくさん。ただし閉店が早く、おみやげ屋は19時、飲食店でも21時ごろには閉まってしまいます。また九份は海沿いの山間にあり雨が降りやすい場所として知られているため、折りたたみ傘は必須です。

台湾最大の夜市で、食い倒れの旅に

台湾旅の楽しみといえばグルメです。九份から1時間程度で行ける士林夜市は、台湾最大の夜市。とても一晩では回りきれないほどの広さですが、その中から厳選グルメを4つご紹介します。まずは「豪大大雞排(ハオダーダージーパイ)」です。約30センチメートルもあるジューシーでやわらかい巨大フライドチキンが有名で毎日行列ができます。

夜市グルメの定番「大腸包小腸(ダーチャンバオシャオチャン)」も外せません。いわば台湾式ホットドックでパンの部分がもち米でできています。パンのもちもち食感とジューシーで甘めな台湾ソーセージに、にんにくがきいたタレが絶妙です。続いては、「現烤蛋糕(シェンカオダンガオ)」です。一見カステラに似ていますが甘さはかなり控えめで、きめ細やか。オーブンから出したばかりのあつあつを、ちぎりながら食べましょう。

最後は「辛発亭(シンファーティン)」。日本でも大ブームとなったふわふわかき氷の元祖となるお店です。一番人気はミルクベースのかき氷で絹のように繊細に削られたミルク氷が口に入れた瞬間にとろけ食べ歩きで満腹になった胃をクールダウンさせてくれます。夜市では手を洗える場所が少ないので食べ歩きにはウェットティッシュを持って行きましょう。

台湾の治安は比較的良いほうですが混雑時の夜市は身動きが取れなくなるほどなので貴重品には細心の注意が必要です。台湾は日本から飛行機で4時間程度のため、手軽に行ける海外旅行先の一つでしょう。観光やグルメがぎゅっと凝縮しているため、週末だけの弾丸ツアーも可能です。国内旅行感覚で気軽に出かけてみませんか。

文・J PRIME編集部

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