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(画像=Kiian Oksana/Shutterstock.com)

秋が訪れ、冬の足音も聞こえはじめると、メンズ向けのニット製品も店頭で並ぶようになってきます。大人男性のニットはデザインだけでなく素材感にもこだわりたいもの。ウール、アルパカ、カシミア……。そこで今回は、大人の男性がこだわるべきニットの素材と、国内外の注目メーカーを紹介します。

暖かさ重視なら「ウール」のニット製品

「ウール」とは一般的に羊毛のことを指します。羊毛は古くから主にヨーロッパで織物として使われてきた歴史があり、毛の特徴としては太くて長いことのほか、毛の内部に空洞があることから暖かさを重視するニット製品などでも使われることが多くなっています。

高品質のニットウェアブランドとして知られているのが、イギリスの「ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY
)」です。1784年に創業した一族経営のブランドで、手作業による仕上げ技術は高く評価されています。メンズ向けでは、カーディガンやポロシャツ、ストール、タートルネックなどのニット製品を展開しています。

日本ブランドとしては、山形県の「奥山メリヤス」によるニットウエアブランド「BATONER(バトナー)」も、ウール製品の新定番として国内で人気が高まっています。山形県はかつて羊毛の産出や紡績が盛んで、同ブランドのニットセータなどはその高い品質でファンを増やし続けています。

保湿性にも優れた「アルパカ」製ニット

「アルパカ」の毛の繊維から製した織物は、その独特の風合いや光沢、そして弾力が特徴とされています。

アルパカは主に南アメリカにおけるアンデス地方の高地で糸を採るために飼育されており、独特の空洞構造を有するアルパカの毛は、保温性や保湿性にも優れていると言われています。そのため、日本を含む寒い季節がある国でも人気が高い素材の一つです。

ベビーアルパカのニット製品として注目のメーカーの一つが、本場ペルーのトップブランドとして知られる「KUNA(クーナ)」です。マフラーが有名ですが、ベビーアルパカの毛を使ったニット帽やニットセーター、カーディガンなどが人気で、男性用のラインアップも充実しています。

そのほか、北欧デンマーク生まれの日本人兄弟によるブランド「ザ・イノウエブラザーズ(THE INOUE BROTHERS)」もアルパカメーカーとして知られています。北欧のエレガントなデザインなどが取り入れられた作品も多く、日本をはじめ世界でも支持を得ています。

質感重視なら「カシミア」、国産メーカーも人気

質感を重視する人にとっても人気なのが「カシミア」です。カシミアはカシミア山羊の軟毛を使って仕上げられており、光沢や滑らかさが特徴として知られる最高級の毛織物製品として広く知られています。贈り物としてもカシミア製品はよく選ばれています。

カシミアのニットを展開する老舗有名ブランドと言えば、イギリスの「N.PEAL(エヌ・ピール)」やイタリアの「malo(マロ)」、そしてスコットランドからは世界最古のニットブランドと言われる「Drumohr(ドルモア)」や「BALLANTYNE(バランタイン)」などが挙げられるでしょう。こうしたブランドはカシミアの中でも特に上質な素材を使っていることでも知られています。

国産の人気カシミアブランドもあり、例えば東京・青山で1992年に創業した「UTO(ユーティーオー)」は一貫した自社製造を行うオーダーメイドのニットメーカーです。岩手県の北上に直営工場を有しており、熟練の職人たちによって高品質の製品が製造されています。

知識と外見の両面から男を磨こう

センスと知識が問われる素材選び。各素材の特徴を知った上で、知識と外見の両面から男を磨いてみましょう。去年よりも少しエレガントな秋を、上質な素材による装いで楽しんでみてはいかがでしょうか。

文・J PRIME編集部

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