リッチなオジサンの合言葉は
“一日一贅”

ART

Department storeが結ぶ暮らしとアートの交差点

「D-art,ART 」が松坂屋名古屋店で開催。モダンアートに酔いしれてみては!?

2022.08.29

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「D-art,ART 」が松坂屋名古屋店で開催。モダンアートに酔いしれてみては!?

デパートメントストアが結ぶアートと暮らしの交差点、「D-art,ART 」。大丸松坂屋百貨店が全国5か所で仕掛けるエクスクルーシブなイベントが、9月1日(木)~9月5日(火)、松坂屋名古屋店で開催されます。日本のアートシーンをけん引する21ギャラリーが集結し、現代アートの旗手に新進気鋭の若手アーティスト、絵画にオブジェ、デジタルアートと、幅広いラインナップで展開されるのですから、見ごたえ抜群。注目作品を、リッチなオジサンに一足先にチラ見せします!

リッチなオジサン×アート×インテリアを実現する絶好の機会

谷口小夏 「serve as a foil」2022年 80×62.3㎝ シルクスクリーン 掴めそうで掴めない、どこかの誰かという匿名の人物がモチーフ。匿名性の高いネット社会との親和性が高い作品。

ライフスタイルに並々ならぬこだわりを持つリッチなオジサンにとって、アートは暮らしの一部……のはず。とはいえ、どこに、どんなアートを飾ればいいのか、今“来ている”アーティストは誰なのか、どの作品がイケているのかと、逡巡し、購入に至っていない人もいることでしょう。そんな方におすすめなのが、さまざまなジャンルの注目アーティストの作品が一堂に会する「D-art,ART 」。「アートと暮らしを結ぶ」がコンセプトなだけあり、リビングやエントランスに飾る大作から、ベッドルームやワーキングスペースにぴったりな小ぶりの作品まで並びます。

たとえば、エントランスホールに飾るなら、アートフェアで大人気、サザビーズなど国際的オークションにも取り上げられている谷口小夏の作品なんていかがでしょう? 1995年生まれのデジタルネイティブで、2018年に京都精華大学卒業後すぐに注目を集めた躍進著しいアーティストです。ネット上における匿名性やトリミングされた情報をテーマにしている谷口作品は、“今”をインテリアに取り入れるのにぴったりでは⁉

野原邦彦「Star(ブラック)」 2022年 70×59.6㎝ 特殊シルクスクリーン 2010年より海外でも個展やアートフェア、企画展に参加するなど意欲的に活動。木彫の作品だけでなく、平面の作品も多く制作している。

国内外で高い評価を得ている野原邦彦は、2007年広島市立大学大学院芸術学研究科彫刻専攻を修了。今回出品される「Star」は、2022年にアートフェア東京で上げられた大きなバルーン作品をベースに制作された版画作品で、ブラックとピンクの2色を展開しています。ユニークさと愛らしさ、独創性と奇抜さ、独特の色使いで、不思議な魅力を放つこの作品、リビングに飾れば、日々刺激をもらえそうです。

世界的金箔アーティスト×『宇宙兄弟』のコラボ

裕人礫翔 「月で会う」 2022年 40×50㎝ キャンバス・本金箔・銀箔・洋箔 月をライフワークにしてきたアーティストの新境地。

金銀箔に熱を加えて変色させる独自の技術で、色彩を自在に操る裕人礫翔。アートフェアでも大人気の世界的なアーティストです。月をモチーフにした作品を数多く制作してきた裕人礫翔が、「D-art,ART」のために制作したのが、大ヒット漫画『宇宙兄弟』とのコラボレーション作品。これまで見上げてきた月を、別の視点から見るきっかけとなったのが、この漫画だったとか。ロマンに満ちたストーリーも、オジサンに刺さりますよね。

子供の頃から宇宙飛行士を目指してきた兄・六太(右)弟・日々人(左)が月で再会⁉ 古より愛されてきた金箔と漫画という、時空を超えたコラボレーションに脱帽!

西陣の伝統技術を取り入れた艶やかで重厚な作品は、ファビュラスにして幻想的。しかも、男の夢を詰め込んだ『宇宙兄弟』とのコラボですからね。ベッドルームに飾って、壮大な夢の世界に誘ってもらうもよし、ワーキングルームで、モチベーション&インスピレーションを掻き立ててもらうもよし。どこに飾ろうか、考えるだけでもワクワクしてきませんか?

リアルとデジタルのハイブリッド展示、「デジタルコレクティブル」も!

「今、アートは確かにトレンドでもありますが、インテリアを格上げするアイテムとしてはもちろん、日々の生活に彩りを加えてくれるものです。また資産価値という視点もあり、将来性を見据えた目利きとしての感性を楽しみながら選ぶのも面白いでしょう」(戸賀編集長)

今回紹介した他にも、ファッションデザイナー・コシノジュンコによる「対極」をテーマにしたシンプルかつインパクト溢れる作品や、森勉の古典的なツールを現代的に昇華させた動物モチーフの作品、浅岡咲子のラメ作品「婦人シリーズ」など、注目アーティストの作品を多数展示。アーティストの実物作品とデジタル作品をハイブリットで展示するNFTアートの企画展も併催されるというから、こちらも楽しみです。アートと暮らす”第一歩として、出かけてみては?

D-art,ART
日時:2022年9月1日(木)~9月5日(月)
場所:松坂屋名古屋店 南館8階マツザカヤホール
※今後、神戸、京都、東京へと巡回。

撮影 杉田裕一
文 村上早苗

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